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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■想いの先は届いていましたか
貴女の残した桃色の証拠は、
既に薄く消えている。
けれども、
俺が貴女に残した証拠は、
まだ貴女の身体の中に隠してある。
貴女の中に残して来た時限爆弾を、
言葉一つで起動する。
「奥まで入ってた?」
逢瀬を想い出して、
勝手に官能の世界へ向かう貴女。
想い出せ・・・
俺の感触を想い出せ・・・
そう簡単に消されてしまわない様に、
貴女の奥底に残して来た感触だ。
そう簡単に消えてたまるか。
そう簡単に忘れられてたまるか。
05月10日(金)
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