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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■お互い素直になれましたか
楽しいはずの電話なのに・・・
二人の時間に飛び込んで来る、
たった一つの着信音。
お互いの気持ちを悪戯に遠ざける。
貴女が無言になるのも、
貴女が素っ気なく「おやすみ」と言うのも、
その言葉に怒りを覚えて俺が電話を切るのも・・・
何度も繰り返されて来た事。
偶然が重なった着信音だけれど、
俺が蒔いた種。
貴女の嫉妬を呼んだのは、
他でもなく俺自身。
けれど言わずにいられなかった。
「寂しいよ・・・」
貴女の温もりが隣に無くて・・・
沸き上がる寂しさに負けて・・・
羞恥心や意地なんて投げ捨てて
貴女に伝えた言葉。
それに応えて、
再び声を贈ってくれた貴女。
お互い少しだけ、
成長しているのかな?
ありがとう。
04月17日(水)
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