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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■見えない道を歩けるか
一通りの話を言ってから、
いつも必ず貴女はこう言うんだ。
「あなたに相談するのはおかしいよね・・・」
ここで俺が貴女を引っ張れば、
きっと俺は貴女を独り占めできるけれど・・・
それを求めてしまう事は、
きっと貴女の一番大切な物までも奪ってしまう・・・
貴女が第一に考えるべきなのは、
そこに居る小さな宝物。
けれど貴女が無理をして、
鎹という緩衝材に身を包むのは間違っている。
努めて冷静に答えようと深呼吸しても、
貴女が欲しいという自分の欲望が、
どうしてもそれを妨げる。
「こんなグチャグチャな家でも影響ないのかな・・・」
「そんな家族でもあの子は壊したくないのかな?」
俺は何をしたら良いんだ・・・
俺はどうするべきなんだ・・・
どうやっても答えを出せない。
「お母さんが一番好き。二番はお父さん。三番は家。」
幼気な言葉が、
さっきから頭を離れない。
04月11日(木)
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