ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■挑んでも良いですか
貴女が俺に見せたくなかった顔。
貴女が俺に隠しておきたかった顔。
「ごめんね」
「見たくなかったよね」
そう言う貴女の髪を撫でながら、
そう言う貴女に否定の言葉を投げかける。
「違うよ」
貴女が消し忘れてしまった顔を、
俺は偶然見たんじゃない。
俺は確信的にこの顔を見たんだ。
今更この顔を見た所で、
俺は引いたりするもんか。
俺は怯んだりするものか。
敵意。
俺はコイツだけには負けない。
俺はコイツから貴女を奪ってやる。
今此処にいるのは・・・
深い交わりの中で、
初めて譫言の様に俺の名前を呼んだ貴女。
今此処にいるのは・・・
脈打つ俺に反応して、
無意識に俺を締め付けてた貴女。
今目の前にいるのは・・・
俺しか知らない貴女。
コイツの知らない貴女。
最後のキスは、
決してお礼のキスではない。
最後のキスは、
決して別れのキスでもない。
宣戦布告。
03月14日(木)
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