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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■心に蓋をするのですか
受話器の向こうの貴女が、
遠くに遠くに遠ざかって行く。
突然泣き出した貴女を、
いつものように捕まえられない。
いつものように抱いてやれない。
「何でもない」
「大丈夫」
問いかけにも答えない・・・
泣きやんでも黙ったまま・・・
何でもないわけがない。
大丈夫なわけがない。
貴女が俺に見せた一瞬の大混乱が、
何よりの証拠。
何を言いたい?
何を言えない?
言ってくれない貴女が憎い・・・
「ごめんネ。」
違う。
俺が聞きたいのは、
そんな半端な謝罪じゃない。
わかってやれない自分が憎い・・・
03月08日(金)
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