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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■思い通りに動いてますか
あの子の口から出てくる言葉に、
俺は戸惑いを隠せない。
「あなたが結婚を出来るようになるまで、
3年くらいかかるんでしょ?」
ついこの前まで、
「もう結婚なんてしない」
そう言っていたはず。
戸惑いを自分で支えられなくなって、
誘われるように俺から聞き返した。
きっとその答えは、
戸惑いを増やすだけでしかない事を、
本能的にはわかっているのに・・・。
「結婚する気になったの?」
「あなたとね♪」
あの子の言葉に鋭く反応して狼狽する俺の姿を、
あの子は楽しんでいる。
良いように遊ばれているのがわかっていても、
俺の身体も心も頭の中も、
あの子の敷いたレール通りにしか動けない。
「今の人はそれまでの仮住まいだから・・・」
あの子の最後の言葉は、
まるで俺を縛る呪いの言葉。
01月31日(木)
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