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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■どこまでが本音ですか
あの子は、
なんでもわかってくれるなと感じる人ではなく、
何でも見透かされているなと感じる人。
だからあの子の言う通り。
俺とあの子はきっと似ているんだ。
「あなたって少し前の私みたいね〜」
そう言った時のあの子の気持ちも、
手に取るようにわかってしまうのが怖い。
避けなきゃいけない。
気づかれたらいけない。
彼女としっくり行ってない事も、
あの子が気になっている事も。
けれども・・・
「彼女さんから奪っても良い?」
あの子が言った突然の言葉・・・
答えに詰まる。
「彼女にわからなければ良い。」
「本気の恋愛はもうしない。」
そう言っていた昔を思い出して、
そこまで気持ちが変わっていた事にあらためて気づく。
一瞬の無言を、
あの子はどう捕らえたんだろう?
否定?
困惑?
肯定?
それとも黙認?
12月18日(火)
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