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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■正直に言えないのは俺の方か
忙しさにかまけて、
お前との会話を放ったらかしにしていた。
だから君は、
あの場に俺を誘ってくれたんだろう。
けれども・・・
俺はそう考えられなかった。
俺が忙しいだろうから、
邪魔したくないから、
だからお前は大人しく待つ女を装ってる。
俺が本当に身動き取れない状況である事も、
君の耳に入っていたはずだった。
そんな状況でもなお呼び出しがかかれば、
何かあったと考える。
俺がどんな状況でも何かあった時には、
なるべく話を聞いてあげたい・・・
お前のことは最優先にしたい・・・
それが俺の正直な気持ちでもあり、
置かれた立場でもある。
けれども呼ばれたその場には、
何もなかった。
君とお前が世間話をしているのを見て、
少しは嫉妬しろと・・・
忙しいのを知ってて呼び出す事は、
想像以上の重みを持っていないだろうか?
何かあった時には、
いつでもお前を最優先にしたい。
結果としてこの気持ちは踏みにじられた・・・
更には、
会話をするしないは俺とお前との問題であって、
他人には関係のない事。
君がお節介を続ければ続けるほど、
俺もお前も自分たちで向き合うことを後回しにするだけ・・・
そう考えつつ、
結局君には何も言えなかった。
悪気があるなしの問題じゃないでしょ。
自分の暇つぶししたいだけなら、
そういう相手とつるんでろよ。
そんな暴言をお前にぶつけた俺は最低だ。
お前にぶつけるのは筋違いで、
これは本来君に言うべき事だよね。
悪かった。
12月01日(土)
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