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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■もう少しだけ近づけませんか
お前から初めて写真をもらった時は、
嬉しくて嬉しくて・・・
でも本当は辛かったっけ。
言葉と正反対の行動しかしないお前に、
俺は怒りをぶつけた。
我慢に我慢して必死になって説得して、
やっとお前は行動を起こした。
それを俺に見せる事がどんなに怖かったか、
それを思えば我慢はできる。
けれども、
逢えない俺にそれを見せる事がどんなに大切なのか・・・
きっとまだわかっていないだろう。
あの時と変わらないお前を感じる様で、
まだ辛さが残っている。
貴女は?
貴女とはもう既に逢った事はあるけれど、
やっぱり写真には特別な想いがある。
比較するのは良くない事だけれど、
あの時感じた辛い想いがぶり返して来て、
悲しくて視界がぼやけた。
ほんの数日前には、
手を伸ばせば届く程近くにあったはずの貴女・・・
だから余計にそれを感じてしまうのだろう。
目の前の画面に小さく現れて、
いくら手を伸ばしても触れる事ができない。
触れても変な虹模様が浮き出るだけ。
貴女にとってはたかが悪戯だけれども、
こんな小さい写真でも、
貴女の写真は俺の心を引き裂ける。
それはわかってくれたでしょうか?
11月29日(木)
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