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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■本当に逢おうって言ったのか
終止符を打とうと思っていた。
逢ったこともない彼女に、
ましてや俺の事を本当に想っているかどうかわからない彼女に、
これ以上気持ちを保つ自信はないから。
好きなままで終わろう。
その方がお互い幸せだから。
もう限界・・・
その気持ちを察したんだろうか?
ただの偶然なんだろうか?
彼女が一言書いてきた。
「早く逢おうね♪」
お前ががこんな事を言い出したのは初めてだな。
いつの間の心境の変化かはわからないけれど、
少なくともここ数週間の事には違いないだろう・・・
偽物かも知れなかった整理券が、
本当の整理券になった。
それで充分だと想った。
終止符を打つ気だった俺は、
また呼び戻された。
整理券を受け取って7ヶ月。
お前は過去から開放されて、
やっと逢いに行ける体勢になったというのに、
俺は身動き取れない状況。
今度は俺が、
お前を待たせる番になってしまったね。
03月21日(水)
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