ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
[165142hit]
■そんなことがあったのか
お前から届いた言葉が、
すべて納得行く物に変化した。
「帰ってきてるの分かってるのに何も言わなくてごめん。」
という訳のわからないメールの理由も。
「誕生日まで待って。」
逢いたいと言う俺に答えた、
お前の言葉も。
俺がお前に心の内を吐けた理由。
お前だけには言えた理由。
「お前が同じ事を体験したから」
お前の言葉は嘘の様で、
本当の話なんだ。
前にみんなで会おうとした時ね、友達を亡くしたの。
ちょうどあのとき、その友達と会う約束してて。
でも、そういう事になっちゃって。過労だって。
だから今は、約束して人に会うって事が、ちょっと怖い。
来なかったらどうしようって思いがある。
あたしのわがままだけど、
このあたしの気持ちはどうしようもないから
待ってとしか言えない。
だから焦んないでほしい。
何時まで待てるか・・・
逢ったことがない女に、
どこまで自分が気持ちを維持できるのか・・・
正直迷った。
そして受け取った。
何分待ちになるかわからない整理券
03月10日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る