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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■何故胸の内を開けたのか
家族にすら言えなかった気持ちが、
何故か簡単に言葉になる。

4ヶ月近く秘めていた筈の気持ちが、
堰を切った様に出て来る。







 高校の同期が自ら命を絶った。
 親父が死んだとき以来の衝撃だった。


 彼が自殺するほんの1ヶ月前、
 同期で集まる機会があった。

 風邪で体調を崩していた俺は
 この会に欠席した。
 彼に会う最後のチャンスを、
 自分の意志で失った。

 悔しかった。




 縁を大切にしよう。

  「あの時会っていれば・・・」

 そんな後悔はしない様に、
 多少無理をしても機会は大切に生かそう。

 何時命が失われるかわからないのだから・・・





 その思いを行動に繋げて来たつもりだった。

 親父の死に直面して、
 あれだけ考え強く思った事が、
 全く生かされて無かった。


 俺が彼と会っていれば、
 もしかしたら彼は自殺しなくて済んだかも知れない。
 俺なら気付いたかも知れない。








感情の塊を次々に投げ付けても、
お前は平然と受け止めたね。

どうしてお前は、
この気持ちを受け止められるんだ?

今ならその疑問に答えられる。
お前の身に起こった事が関係あったんだ。
03月08日(木)
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