ID:24082
24082
by DAZZLE
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■泣きそうだ
朝、父に年賀状を書く手伝いをしてくれと言われたけれど
昨日のうちにPCで作っていたので後は宛先を書くだけだと話した。
PCで描いた馬と冷たい明朝で挨拶の書かれた年賀状を見て父は
素晴らしい、ありがとう本当にありがとうお前に感謝する、など
思い付く限りの褒め言葉と礼をS.明石家さんばりのアクションで
沢山たくさん浴びせてくれた。この人の発する褒め言葉は
エビフライに例えると9割9分が衣という具合で、それは私も
父はそういう人なんだと承知している。けれど
これほど絶賛され感謝されると、先程までの父に対する恐怖と緊張を
一体どういうつもりだったんだと思い申し訳なくなった。
私は決して父を嫌ってはいない、寧ろ愛しているんだろう。
心や身体に暴力を振るわれた事も事実なら
肩車をしてもらったり一緒に蝉を捕まえたのだって事実なんだ。

風呂は普段から熱いのが好きなのだけど、今日はそれよりも
かなり熱いお湯をはった湯槽に浸かった。
身体の色々な所にある自傷の傷がまだ治りきれずにいて滲みた。
彼はこんな身体でも引かないでくれるんだから嬉しい。

夜に仕事が終わってから父のいる4階へ夕食を食べに行った。
父は、昨日酒を飲まなくても眠れたのだと言って上機嫌だった。
酒を飲まないで眠れるに越した事はないけれど、
酒を飲まない日の父はそれはそれは沢山の食事をとる。
以前ドクターストップをかけられ40日間禁酒した時はかなり太った。
生命に危険があると知って禁酒をすると父はパッタリ酒を止める。
けれど生まれ変わったような禁酒期間が終わると
また一晩に5合以上を飲むようになる。

食事の後、年賀状の宛先を書く手伝いをした。
父の友人知人に送るものだから当然なのだけど、その中に
小学生の頃私に悪戯をしたあの男性の名があり
頭の中の後ろの方で、Mという人格が呻いていた。
ひどい目眩がして動けなくなって、落ち着かない父の部屋で
少し横になった。年賀状を書き終えて3階に戻るが
目眩が治まらずにそのままコタツで横になっていた。
5時前に起き上がってネットを始めて、今日記を書いた。
12月27日(木)
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