ID:23473
武ニュースDiary
by あさかぜ
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■Japan hour(シンガポールの会見記事もう1つA)●アニタ・ムイ、出演を辞退(十面埋伏)●追記
Japan hour(シンガポールの会見記事もう1つA) 1:40
「おしゃべりは任せた」
武と1対1で会ったことのある記者はたいてい、こういう感想を抱いて戻ってくる。
「彼はプライバシーを油断なく守り、答えがぶっきらぼうになる」
記者が、映画の2人のように、武とジジも縁を信じるかと質問する。
ジジは自分がどうして流れに身を任せる生き方をするようになったかを
とうとうと語り始める。
だが、武の番になると、彼の答えは「そうですね」だけなのだ。
ジジが怒ったフリをして、「ほら、もっと話しなさいよ」とけしかける。
しばらく考えて、彼はこう付け加える。
「もし、映画のように、夢の恋人と会えないのであれば、それもまた縁だと思います。
ぼくは誰か、やはり縁のある他の人を見つけるでしょう」
味気ない回答を埋め合わせるかのように、
彼は記者達の要求にはできるだけ応えようとした。
日本語で質問に答えたり、また別の記者には日本語なまりの英語で答えを返した。
「映画の役のキャラクターと自分とは、たぶんある点では同じだとあると思います。
でも、自分ではどこがとは言えない。周りの人がわかるでしょう。
家族とか友人とか」
その後で、タブロイド紙の記者がその日の最後の質問に、
武が信頼している何でも話せる人間は誰かと投げかけた。
記者達はあらかじめ、個人的な質問はしないようにいわれていたのだが、
武はこの質問に答えてくれた。
しかし、彼は穏やかに「家族と友人と、多分近しい仕事仲間」と繰り返し、
コメントに飢えた記者の群をがっかりさせたのである。
ある記者がこう探りを入れた。
「あなたの役であるハンサムで、
その才能が見かけの良さに隠されてしまっているバイオリニストは、
あなた自身の現実を反映しているように思えます。
そういうことにどう対処していますか」
この質問は、むき出しの痛いところに触れたに違いない。
なぜなら武はしゃべり始め、それは彼の答えの中でも一番長く、
印象的な話になったからである。
「若いときのほうがもっと悩みでした。
ぼくは歌手をしていて、歌を書くのが好きでした。
その頃はすごく優秀だったわけではないけれど、
人にもっとぼくの作品に目を向けてもらいたいと思っていました。
後になって、わかったんです、ぼくが作曲できるかどうかなんて、
他人には大した問題じゃないってことが。
結局、自分に言い聞かせましたね、才能ある人が他にいっぱいいるじゃないかって。
人が誰かに目をとめるのは、普通その人の外見にですね。
これは事実を見なきゃいけない。
外見の良さが全てではなくて、ひきつけるものを持っていれば、それでいいんです。
内面的な美しさですか?
それは本当に自分のことをわかってくれる人に任せればいいので、
そのことをくよくよ考える必要はないと思います」
午前11時30分。記者会見はとうとう終わった。
カメラマン達がもう少し写真を撮るために、押し合いへし合いして
仮設ステージに次々飛び乗ったので、
ホテルの係は「ステージが壊れますよ!」は大声で警告した。
武はほとんど気付かないほどのため息を吐くと、
自分の任務に従い、目を見開き、眉を上げた。
12年間のキャリアの後、29歳のアイドルは、
誰もがまず見たがるのはその綺麗な顔だということを、
やっと受け入れたかのように見えた。(完)
(Lime 2003年10月号)
アニタ・ムイ、昨日「十面埋伏」出演辞退を決定 9:00
日本でのCM撮影から戻った後、アニタ・ムイの体調は日々思わしくなくなっていた。
昨日、記者が香港のメディアから得た情報によれば、
今月末北京で「十面埋伏」の撮影に参加することになっていたが、
体調不良のため、昨日正式に出演を辞退したという。
体調という、既知の原因の他に、記者はまた、もう1つの辞退の原因となったのは、
ギャラの低さだという話も聞いている。
既に報じられていたように、日本でのCM撮影から帰ったあと、
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12月15日(月)
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