ID:23473
武ニュースDiary
by あさかぜ
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■Japan hour(シンガポールの会見記事もう1つ@)●Diaryのキリ番
Japan hour(シンガポールの会見記事もう1つ@) 0:48

「Lovers」の記者会見は音沙汰なく、その他のニュースもなく、
平穏な日々が続いております。
何もないということは、マスコミはもうわかっているからだと思うのです。
また、不意打ちで来るのかも。
ぜんぶ不意打ちで来てほしい。

さて、影が薄くなってる(?)「向左走、向右走」、
これもシンガポールでのプロモーションの取材記事です。
繰り返しのようですが、同じイベントの取材でも、記者によって、
力点の置き方の違い、つまりどの部分をクローズアップするか、
また見たものが少しずつ異なっていて、それを比べてみるのは結構おもしろいのです。
マレーシアの英文雑誌から、2回に分けて――

Japan hour @

2003年8月28日、100人という、いつにない記者の大群
(そのほとんどは、頬を紅潮させた女性)が、記者会見を待って、
フォーシーズンズ・ホテルの大広間にひしめいていた。
それというのも、金城武が、新作「向左走、向右走」の
シンガポールにおけるプロモーションで出席するからである。
共演のジジ・リョン、並びに我がエドムンド・チェンも列席することになっていたが、
その日の真のスターは明らかに武――シンガポール女性が考える完全な男性と、
台湾女性が最も憧れるセックス・シンボルに選ばれた――だった。

午前10時45分。武がふらりと入ってきた。タックのない白い長袖シャツを着ている。
首に、赤い紐で銀の仏陀のペンダント・ヘッドが下がっている。
肩まで届く長い髪はベッカム・スタイルのハーフ・ポニーテールだが、
なでつけるジェルが必要なように見えた。

「向左走、向右走」は、芯からロマンチストな2人が、
互いに交換し合った電話番号を書いた紙を、雨で洗われてしまい、
困り果てるというロマンチック・コメディである。
2人は隣人たちについて、ほとんど何も知らないのだ。

この映画は、ワーナー・ブラザーズによる初の中国語映画であり、
シンガポールのレインツリー・ピクチャーズとの合作であるので、
双方のお偉方がお定まりの10分スピーチを行い、
武とジジをほめちぎった。返礼に、武は2度ほど頭を下げた。

このなかなかつかまえられないスターが眉をひそめたり、
無意識に席で身じろぎするたび、フラッシュが続けざまに光る。
彼の隣には、ほっそりしたジジが、花柄のトルコブルーの服を着て、
どこから見ても香港の若手スターという感じで、
背筋を伸ばし、お行儀よい微笑みを絶やさない。

武が声を出さずに、エドムンドに親しげに歯を見せて笑いかけた。
お偉いさんがシンガポールの俳優の演技もまた、ほめたときのことだ。
予想通り、フロアから矢つぎばやに向けられる質問のほとんどは、
武とジジに対してのもので、エドムンドはほとんど無視されたかっこうだった。
だが、たまに記者が誰と指定せず、3人に対して質問をしたときには、
武は気前よくマイクをエドムンドの方に押しやるのだった。  (続く)
(Lime  2003年10月号)


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