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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■映画「ラベンダー」の記事に添えられた詩
愛について語るそばから、
愛は遠く手の届かないところに逃げてゆく。
あの人は、あの人のやり方で私を愛している。
もしかしたら、頭がおかしくなっているだけかもしれない。
でも、愛しているの。違うなんて言わないで。
天使は涙を流したことがない。
ぼくのまつげを濡らしているのは、ただの雨粒だ。
愛されるだけ、愛するのは永遠に許されぬこと。
少しずつ知る、いとしい人のぬくもり、心に届いてくるいとしい人のまなざし。
この温かさはいったいどこからわいてくるのだろう。
ラベンダーは泣かず、語らず、
風は空を舞い、低く声をあげる。
今宵、私は彼を愛し、彼もまたときどき、愛を返してくれた。
ああ、その透き通った無垢の瞳を、どうして愛さずにいられよう。
愛はかくも、かくも短く、
そして、忘却は、かくも、かくも長く。
ラベンダーはいつも、泣かず、語らない。
(「babe」 2001.5)
BBS
06月08日(日)
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