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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■「GQ台湾」6月号・2●更新
「読むことはやっぱりありますよ。でも目に入れば見るというので、
わざわざ知ろうとするわけではないです。
もし評判が悪ければ、『ああ、人の好みは違うんだな』と思います」
振り返って、もう1度やり直したらもっとよくなるなと思う役はありますか?

「どの役も、もう1度やれば、絶対良くなりますよ。
でも、映画は大体そういうことはないでしょう?
もっと良くならなくても、少なくとも違うふうにはできます」

わけもわからずデビューし、アイドルになり、CDを出し、演技をした。
ウォン・カーウァイ監督の「恋する惑星」に出演して初めて、
金城武は悟るところがあり、映画が好きになった。
当時「東邪西毒(楽園の瑕)」に行き詰まって中断中だったウォン・カーウァイが,
余技のように手がけた「恋する惑星」が、金城武に、
映画へと通じる新しい視野を開いて見せることになったとは。

「あのころは1日に1枚、紙をくれるだけで、何を演じるかも知らない。
ほろ酔いのカメラマンに向かって、みんな何をしたらいいかわからないんですよ。
今日の撮影が終わると、次の日また1枚紙をくれる。
そして、昨日撮ったのは良くないから、もう1度やるって言うんです。
でもみんな監督のことは信頼していました。
ああいう雰囲気と創作のやり方はとても面白かったです」

インタビューではいつも、演技の勉強をしたことがないから、演技はだめだと言ってますね。
「演技については、何もわかっていません。
もしかしたら、みんな、ぼくの見かけがまあまあだと思ってチャンスをくれるから、
出られているだけなのかも」
だが、ウォン・カーウァイはあなたの気持ちに火をつけました。
「あのとき、映画ってなんて面白いんだろうと初めて思ったんです。
こんなふうに撮ってもいいんだって。実際本当に面白いです。
それは『俳優ってこんなに面白いものだったのか』ということで、
『スターってこんなに面白いものだったのか』ではないんです」
(続く)


   BBS   ネタバレDiary 14:00

07月05日(日)
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