ID:23473
武ニュースDiary
by あさかぜ
[6278586hit]
■「武侠」出資者・梅洪氏の話
映画が市場化するということは、最終的には興行成績で考えるということ
――映画を見ている時、あることについて、確かめいたいと思っていました。
金城武はなぜ劇中で四川語を話しているのですか?
周りでも、他の人物はみんな普通話で話しているのにと、不思議に思う人がいました。
梅洪 私の理解しているところによると、俳優にとって最大の挑戦とは何だろうか?
それは自分自身を超えることです。
金城武は大変優れた中国人映画スターです。
ここ数年は、「LOVERS」「投名状(ウォーロード)」「如果・愛(ウインターソング)」
「赤壁(レッドクリフ)」といった重要な作品に出演しています。
だが、この映画に出演することになったとき、彼は役がつかめないのではないかと心配していました。
感覚をつかむには、たくさんの方法をやってみますが、方言を使うのはその1つなんです。
観客が最良と思うとは限りませんが、しかし俳優にとっては試してみる価値のある方法です。
そうすることで、彼と役とがもっと近づくことができました。
おそらく標準的な四川語ではないでしょうが、俳優にとっては、それはあまり重要ではありません。
特に海外で配給するときに、言葉は決して重要ではない、
重要なのは、俳優が役を正確につかんでいるかどうかです。
結果的に、この方法は有効だった、それで十分です。
――製作者として、海外の興行収入と国内の興行収入は、
それぞれどのくらいになるか予想できますか? 予想数字はありますか?
「武侠」の興行成績を保証するのは何ですか?
映画業界には、監督に投資するのはリスクがある、
いい監督が必ずしもいい成績を収めないという言い方があります。
プロデューサーとして、市場をどうつかんでいますか?
梅洪 もともと、全世界で約4億という試算はしています。
映画への投資は、すなわち監督への投資です。なぜなら映画の核心は監督だからです。
我々が最も重要視するのは、監督が監督する映画の品質です。
なぜ我々がピーター・チャンに投資するのか?
最も得難いのは、彼の映画の品質の連続性です。彼は質のレベルを非常に良く維持しています。
国内の多くの監督は、巨匠たちも含めて、良い作品を作るけれど、差が大きすぎます。
ピーター・チャンの初期の「双城故事(愛という名のもとに)」「ラヴソング」から
後の「投名状」「如果・愛」「十月囲城(孫文の義士団)」等々、すべて一貫して水準を保っている。
見れば作品の風格の連続性がわかりますし、品質も維持されて大きな差がありません。
監督にはまたテーマを思い通りに扱う能力があります。
ある監督たちは作品が異なるとレベルが変わる、これは制御能力に問題があるということです。
ピーター・チャンはこの点で優位に立っています。
彼は若いころ、アメリカのカリフォルニアで映画を学んでいますし、
のちにはジョン・ウーについて仕事をした時期もあります。
香港映画の市場化の程度は大陸よりも高い。
大陸の監督は、よく映画を個人の芸術的理想の表現として用います。
その結果、映画自体は社会への理解を含んだものになりますが、
商業的には多くの問題があります。
つまり、以前言われていた、評判は良いが、人気はない、ということです。
映画が市場化するということは、最終的には興行成績で考えるということです。
私は個人的に、世界市場を分けて考えています。
全世界の映画マーケットは大きく2つ、1つは北米、もう1つはヨーロッパです。
彼らの中国文化と中国映画に対する理解は一体どんなものか?
現段階で主なものはやはりアクション映画です。
アン・リーの「グリーン・デスティニー」とチャン・イーモウの「英雄(HERO)」が、
現在、国際的に最も影響を与えた2本の中国語映画です。
もし、この題材を選択しないのなら、受容には必ず限界があります。
ピーター・チャン監督は今回武侠の題材を伝達手段として選び、新しい解釈をほどこしました。
この2つの面を非常にしっかりととらえています。
彼の言った一言に私は特に深く同意します。
[5]続きを読む
05月26日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る