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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■チャン・イーモウ新作、明らかになる(北京青年報)
全編通してどうなるのかハラハラさせるものを持ち、ストーリーは変化と起伏に富み、
愛あり、武侠あり、英雄は美女を愛し、美女は英雄に恋する。
一般大衆の美とするものにぴったり合っている。
これはチャン・イーモウにとって2番目の剣術武侠映画で、
彼は前作の経験をもとに、「十面埋伏」は必ず前作のよいところを採り、
短所を避けて、さらに面白く、感動させるものになるだろうと、
そして自分にとっては納得の行く、観衆にとっては嬉しい驚きの
作品となるだろうと言っている。

かつてコーリャンを植え、今は花の種をまく

記者: 中国版「鋼鉄はいかにして鍛えられるか」や「あぶ」などが
ウクライナをロケ地に選んだのは、物語がもともとその地やヨーロッパのものだからですが、
完全に東洋の武侠時代劇映画が、なぜロケ地にウクライナを選ぶのですか。

張偉平: チャン・イーモウは国内を実にあちこち歩き回った。
オーストラリアやニュージーランドも訪れたが、
やはりウクライナがこの映画には一番ふさわしかった。
美しい自然環境ときれいな空気は、監督の想像力と創造力を十分に引き出してくれる。

記者: 私の記憶が間違っていなければ、
「英雄」の総投資額は3100万米ドルですが、「十面埋伏」は?

張偉平:「英雄」と同じくらいだろう。撮影と製作にはもう少し資金をかけるつもりだ。
プリプロダクションはウクライナでの花の種の購入だけで、数十万かかった。
現地の60の花農家に3ヶ月以上働いてもらっている。
現在、山も野も色とりどりの花で満開だ。
「紅いコーリャン」の撮影のとき、チャン・イーモウは十数畝のコーリャンを植えさせた。
この映画によって中国第5代映画監督の土台が固められたのだ。
今、彼はまたウクライナに花を植えたが、歴史は繰り返されるかどうかなどと戯言は言うまい。
しかし、完成の暁には美しく目もくらむような武侠映画が見られるだろうとは言っておきたい。
(北京青年報 2003.9.4)


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09月05日(金)
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