ID:19200
たったひとつの冴えないやりかた
by アル中のひいらぎ
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■発達障害とアディクションとの共通点、背景の相違点
発違障害とアディクションとの共通点、背景の相違点
ワンデーポートの経験による私見(作成 ワンデーポート 中村努)

自尊心が低い

(発達障害)
 ・成功体験が少ないため、自信がもてない
(アディクション)
 ・家族からアルコールや虐待などの影響を受け、心に不安や寂しさを抱えている(アダルトチルドレン)

親子関係の密着

(発達障害)
 ・成長するに従い、日常や、学校生活などで不適応を起こすことが多くなり、親のサポートを必要とする場面が増える
 ・物事を自ら決めることが難しいと、親が進学、就職の進路を決定することに
(アディクション)
 ・親が自分の満たされない部分を埋めるために子どもの世話や支配をしてしまう(共依存)

コントロール喪失

(発達障害)
 ・脳の先天的な特性
(アディクション)
 ・脳の後天的な変化

底つき感がない

(発達障害)
 ・想像力が弱いため、将来を見通せない
 ・感情表現ができないため、他者から見ると、苦しんでいるようには見えない
(アディクション)
 ・自分に万能感(否認)があり、意志の力でコントロールできると考えている

人の話が聞けない

(発達障害)
 ・認知特性により、話の意味を取り違える
 ・人の話を自分の体験に重ねることが難しい
 ・人の話が理解できない場合がある
(アディクション)
 ・自分は正しいと思っているので、人の話を聞く必要がないと感じている

ハマる要因

(発達障害)
 ・発達障害に起因するこだわりと生きにくさ
 ・反復的、常同的行為(障害の特性)
(アディクション)
 ・空虚感を埋める、自己治療

正直さがない

(発達障害)
 ・過去のできごとを整理し、組み立てて話をすることが苦手
 ・正直になるという意味がわからない
(アディクション)
 ・正直に話すことで、自分が悪く見られるのではないかという恐れがあり、嘘をつく

自己主張

(発達障害)
 ・自我形成が十分でなく、自分の考えを主張することが難しい
(アディクション)
 ・確たる自分の考えを持っているが、それを主張できない(腹にためる)

感情の問題

(発達障害)
 ・喜怒哀楽を感じる力が弱かったり、表現が苦手な場合が多い
(アディクション)
 ・トラウマなどの要因による感情の麻痺

(季刊Be!93号)

07月08日(木)
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