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たったひとつの冴えないやりかた
by アル中のひいらぎ
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■ひとつの principle たくさんの steps
西海岸アメリカ帰りの複数の仲間に「ステップは人それぞれ、原理は一つ」と教えられました。AAの原理は一つでも、ステップの解釈やり方は人それぞれで良いんだと。だから、先日の書評した本の中身は「ジョーのステップ」ということになるのでしょう。
それから、7月のAOSMでは「いろんなやり方の中で、たまたまあなたがそれを選んだことが、ハイヤーパワーだ」という考え方に出会って納得しました。
いろんなやり方があっても、根本の原理は一つで、その原理さえ信じていれば、やり方の違いには振り回されないですむと思うのです。そりゃまー、人のやり方を見て、そんなやり方でうまくいくのかよ、という反発は毎度思いますけどね。
「これこそが本物のステップのやり方」だとか、「これぞまさにAA」ってやり方があってくれれば、実にありがたいでしょう。そんなものを見つけたら、僕も歓声をあげて飛びついちゃうかも知れません。でも、そんなものはありません。
「真正のAAってのは、本の中にしかない」ってのが、現在のAAの了解事項です。本当にそうなのかどうかは分かりませんが、そう言うことにしといたほうが良いってのが、AAの知恵なんでしょう(特定の回復者をあがめるよりも)。
日本語訳では「本質」という言葉になっていますが、スピリチュアルな体験の<エッセンス>とは「自分より大きな力の存在を意識すること」だとあります(付録U)。そういう目的地へと方向が向いているのなら、どの道を通っても同じ場所へ着くんじゃないでしょうか。
ハイヤーパワーはまず仲間を通して働くので、何であれまずミーティングに通わないと話になりません。でも、いつまでも仲間や、仲間の集まり(AA)をハイヤーパワーにしておくわけにはいきません。それだとどこかでステップが止まってしまいますから。どの道であれ、歩かないことには、前に進みません。
09月04日(火)
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