ID:19200
たったひとつの冴えないやりかた
by アル中のひいらぎ
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■慣れ
ソブラエティ一年目は、お酒がとても怖かった。
ミーティング帰りにコンビニに立ち寄るのも、お酒を置いていないコンビニを探して入っていたものです。 知らないコンビニに入って、ジュースを選んでいると、隣がビールの棚だったりしてびっくりしたものです。
葬式も怖かったです。 宴会に行くのも、どうやって乗り越えるか気に病んだものです。
今は「正当な理由があれば」どこだって行きます。 まあ、なくても行きますけど。
家に酒が置いてあることもあるし、棚の上には純度99パーセントのエチルアルコールのビンも乗っています。時おり酒のコップを目の前にして思うのは、「これを飲んだらまた人生だめになるんだろうぁな」という感慨です。いつだって問題は自分の側にあって、酒が問題ではなかったということでしょう。

AAの約束どおり、酒は遠ざかりました。しかし、タバコは吸いたいです。それほど強い欲求ではないですが、こちらはなかなか精神的依存が消えてくれません。 ヘビースモーカーだったので、けっしてタバコの匂いは嫌いではありません。 止めたのは健康上の理由じゃなくて、金銭がもったいないからです。
不思議なことに世間は、お酒よりもタバコを止められたことをほめてくれます。それだけ「止められない」ことが周知されていることだからでしょう。お酒も「止められない」ことが周知されるといいのにね。
え? おまえももっと努力しろ? いや、まだ自分の回復が手一杯でしてね。

01月08日(水)
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