ID:19200
たったひとつの冴えないやりかた
by アル中のひいらぎ
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■前進はトラブルから生まれる
関東はAAメンバーの数も多く、献金の額も多いので、いろんな意味で活発だという話を常々しているのですが、じゃあ関東がもっとも日本のAAで先進的かというと、そうとは限らないのです。たとえば、セントラルオフィスには有給の職員もいて、電話を受けたりしてくれているわけなんですが、関東甲信越の場合、委員会やら集会やらの議事録の発送を依頼されていたり、ラウンドアップなどの催し物の受付業務をしてもらったいしています。その上、アルコール相談の電話まで受けてもらっているので、当然大変忙しいわけです。しかし、これがオフィスの正しいあり方なのでしょうか? という議論はなかなか深まってこないのですね。
ところが、献金の額が足りなくて、オフィスの運営に苦労しているところだと、本来のオフィスの目的は「12ステップコールのリレー役」なんだから、ともかくそれをやろうという意識が生まれてきます。
「12ステップコール」は、アルコールに苦しんでいる人や、その家族、医療福祉スタッフがAAに連絡を取りたいときに、まずオフィスに電話をかけるわけです(それしか公開してないから)。オフィスはそれに直接相談に乗るんじゃなくて、それを地元のグループに転送する。グループのメンバーはリレーのアンカーとして、相談してきた人と連絡を取り、AAの説明をし一緒にミーティングに行ったり、仮のスポンサーになったりする。各グループが12ステップコールの受け手をオフィスに登録する。そういう仕組みが動き出しているのは、実はグループもメンバーも少ない地域だったりするのです。
差し出すのはお金じゃなくて、時間と手間でもいいわけですな。

12月04日(水)
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