ID:19200
たったひとつの冴えないやりかた
by アル中のひいらぎ
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■趣味と回復
とある施設にAAのメッセージ活動にお邪魔したとき、「趣味を持つことは断酒の役に立つか?」という質問が出されました。当然答えは「役に立ちません」でした。ことアディクションに限れば、この答えは真です。趣味を持つことに自己洞察の深まりは期待できませんから。趣味がいけないわけではありませんが、大事な時期には回復に時間を割いたほうがその後の人生が違ってきます。しかし発達障害の人だったら、趣味を持つことは断酒の維持に役立つと思います。(ただ趣味さえあればいいってもんでもありませんが)。

人は誰でも淋しさを抱えており、人と交わりたいと願っています。しかし、人と一緒にいても心が触れ合っている気がしない不全感が、アスペルガーをはじめとする自閉圏の発達障害の人の淋しさを際立たせています。どこへ行っても、自分はここの仲間に入れていないかも知れない、という不安に付きまとわれているように見受けられます。おそらくは情報選択能力の問題で、押し寄せる情報の中から「私はあなたを受け入れていますよ」という情報をすくい取ることが苦手なのだろうと解釈しています。

京都から東京に移動し、日曜日午前中は某12ステップ勉強会。午後は吉祥寺の成城大学で開かれたJDDネット(日本発達障害ネットワーク)の年次大会を聴きに行きました。お目当ては就労支援と高等教育の就学支援。その話はまた後ほど。

12月06日(火)
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