ID:19200
たったひとつの冴えないやりかた
by アル中のひいらぎ
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■抗酒剤
ADH1B低活性型の場合、アルコールの代謝速度が通常の1/40ととても低く、酒を飲んでも体内のアセトアルデヒドが増えてきません。だから抗酒剤も効きにくくなると考えられます。したがって、この場合には抗酒剤の分量を増やす必要があります。病院によっては退院前に「飲酒テスト」を行って、どれぐらいの服用量が適正なのか決めていますが、手間がかかるので通院治療ではほとんど行われていません。

上にも書きましたが、抗酒剤は体に効くというより、断酒意欲を支える心理的効果を狙ったものです。だから「私に抗酒剤は効かない」と言っている人を見ると、確かにそりゃそうだと思ってしまいます。体に効く効かないの問題ではなく、心に効いていないのは明らかですから。

抗酒剤を処方されるということは、医者にそこそこ信頼されているという証(あかし)です。

12月02日(木)
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