ID:19200
たったひとつの冴えないやりかた
by アル中のひいらぎ
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■10 years ago (4) 〜 手遅れだと言われても、口笛...
自分の部屋で布団に潜って酒を飲んでいると、ふと時計が目にとまります。ああ、この曜日のこの時間。今頃みんなはいつもの教会でミーティングをやっているんだろうなぁ・・・。そのことに気づくと、みんながしかめっ面して話をしているときに、「俺は飲んじゃってるんだもんねー、えへへー、いいだろう、うらやましいだろう」とあざけりの気持ちが浮かんできました。しかししばらくするとその気持ちは、「俺は何で飲んじまっているんだろう。みんながあそこに集まっているのに、どうして俺は一人で孤独にここにいるんだろう」という孤独感に変わっていきます。やがて、「もうどうにでもなれ」という気持ちになって、意識を失うまでがぶ飲みを続けるのでありました。
「徹底的にわれわれのやり方に従った人で回復できなかった人を、われわれはほとんど見たことがない」
まるで回復できないのは、回復できないやつが悪いんであって、AAのせいじゃないもんね、とでも言いたげな文章です。「そこまでやらなきゃ回復できないんだったら、回復なんていらねーよ」というのが僕の正直な気持ちでした。「そんなやりかたで回復したって、きっとうれしくないよ」。酸っぱいブドウの論理で自分をなぐさめるしかありませんでした。
ひいらぎに「飲まないで生きる」生活が与えられるのは、まだ半年以上先の話です。
(この項、続きません)。
10月05日(水)
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