ID:1488
頑張る40代!plus
by しろげしんた
[218267hit]

■人を喜ばす仕事
30代の前半に、小倉で適職とかを占ってもらったことがある。
その時に「あなたは多くの人を喜ばす仕事が向いていますね。そういう仕事に就いていると自分も向上できるでしょう」と言われた。
当時ぼくは、家電専門店に勤めていたのだが、「果たして今の仕事は、人を喜ばせるような仕事なのだろうか?」と疑問を抱き、その数年後、ぼくはその会社を辞めてしまう。

いつも自分の行動は正しいと信じているから、会社を辞めたことは間違ってなかった。
現に辞める時はちゃんと流れに乗っていたし、次の就職もその流れの延長上にあった。
おかげで難なく転職が出来たのだった。

転職先は、学生の頃から働いてみたいと思っていた、地場の大手企業だった。
つまり、夢が叶ったということになる。
しかし、そこの仕事が、多くの人を喜ばせるものなのかどうなのかは別問題である。
仕事の内容は、前の会社と何ら変わらなかった。

就職した当初は、希望の会社に入るという、自分を喜ばすことに気を奪われ、「多くの人を喜ばす」ことなんて考えなかった。
しかし、職場に慣れ、そこの人間関係にも慣れてくると、またあの疑問が蘇ってきた。
果たして、この会社で仕事をして、多くの人を喜ばすことが出来るのだろうか、と。

確かに、最初のうちは接客して物を売っていたので、人を喜ばせることは出来た。
ところが、途中でセルフの売場に変わってしまったのだ。
商品を揃えて、展示するだけの仕事だったから、接客することがほとんどなくなった。
つまり、会社が人を喜ばせるような形になり、ぼく個人が人を喜ばすことが出来なくなったわけだ。

昨年その会社を辞めたのだが、辞める数年前からその部分が引っかかっていた。
その頃、たまたまパソコンを手に入れ、ホームページというものがあるのを知った。
それで、ぼくは乗ったのだ。
「もしかしたら、これで多くの人を喜ばすことが出来るかもしれない」と、思ったわけだ。

あれから7年経つが、あれからどう変化したのかというと、今は自分を喜ばすのに精一杯である。
まだまだ先は長いということだ。
11月09日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る