ID:1488
頑張る40代!plus
by しろげしんた
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■死神に魅入られていた
5月に入ってから、それまでの寝苦しさが嘘だったかのように、熟睡の毎日を送っている。
寝不足は相変わらずなのだが、これは何かやっているからで、以前のように寝付けないという理由からではない。
なんでそうなったのか。
別に特別なことをやっているわけではない。
寝相をちょっと変えただけだ。

それまでのぼくは、仰向けで寝るのが常だった。
ところが、仰向け寝は枕とのバランスを考えたり、腰の負担を取り除くための工夫をしなければならない。
そういうことを意識せず、というか何も知らずにこれまでやってきた。
そのツケが先月やってきた。
無呼吸症である。

睡眠に入る寸前、体が暖かくなり、何かに包まれるように気持ちよくなってくる。
ところが、それに身を任せていると、だんだん息苦しくなってくるのだ。
気がつくと息をしてないではないか。
というか、呼吸の出来る姿勢をとってない。
どういう姿勢なのかというと、枕の高さのせいで、首を固められあごが胸についている。
つまり、柔道でいう押さえ込みをされている状態にあったわけだ。

そこで姿勢を変えようとするのだが、すでに体は睡眠状態にあるので容易には動かない。
それでも息をしないと死んでしまうので、無理矢理体を動かし、呼吸の出来る状態にする。
これが体力を消耗させるのか、目が覚めてから、けっこう長い時間動悸が止まず、呼吸が乱れていた。
そうなると今度はなかなか眠れない。

こういうことが先月の中旬からずっと続いていた。
そう、寝付けない原因は無呼吸症だったわけだ。
つまり毎日死神と格闘していたということになる。
で、寝不足の原因は、その恐怖と、格闘での疲れからである。

そういう状況の時でも、たまには熟睡することがあった。
それはどういう時かというと、テレビを見ながらごろ寝していた時である。
その時どういう姿勢をとっているかというと、横向きになっている。
「もしかしたら、横向きで寝るといいのかもしれん。押さえ込みを避けるには、横向きになればいいわけだから」と気づいたのが先月末のことだ。
試してみたら、これが効果てきめんだった。
それ以来、死神は遠ざかっている。
05月07日(月)
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