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頑張る40代!plus
by しろげしんた
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■傘
今日は一日中雨が降っていた。
こういう日のウォーキングは憂鬱である。
何よりも傘をさすのが嫌なのだ。
傘をさすために、片方の腕が振れない。
それが嫌な理由の一つである。
この数ヶ月のウォーキングで知ったことだが、仮に背中や肩に痛みを持っていたとしても、腕を振ることでその痛みは軽減される。
その腕が振れないのだから、当然背中や肩の痛みは取れない。
しかも、傘を持つ手に力が入っているものだから、歩き終わったあと、腕が凝ってしまう。
背中・肩・腕のコリ、それに加えてぼくは腰痛持ちだから、ウォーキング後の上半身は痛みだらけである。
傘で思い出したのだが、ぼくは昔からあまり傘をささない人間である。
傘をさすのが下手で、さしてもささなくても、濡れ具合はさほど変わらないのだ。
そのせいだろうか、別に濡れて歩いてもあまり気にならない。
高校3年の頃だったか、通学中に雨が降り出したことがある。
いちおう傘は持っていたのだが、面倒なのでささずに歩いていると、後ろから「おまえはバカか?」という声が聞こえた。
振り返ってみるとオナカ君だった。
常識派のオナカ君のことだから、その時ぼくのことを『変わった奴やのう』と思ったに違いないが、別に変わっているから傘をささないのではなく、単にさすのが面倒だったからささなかっただけの話である。
予備校時代は自転車で通学していたので、もちろん傘はささなかった。
予備校に着くと、いつもビッショリ濡れていたものだ。
東京時代もそう。
駅まで歩いて5分もかからなかったので、さす必要もないと、傘も持ってなかった。
社会に出てからは、さすがに濡れ鼠で仕事をすることは出来ないので、いちおう傘を持って行っていたが、それでもさす機会は少なかった。
その後、車中心の生活に変わってからは、ほとんど傘を持って出かけることはなくなった。
そういう経緯の後に、今また傘を使うようになったわけである。
が、上記のような理由があるので、あまりさしたくない。
今日は傘を持って出たのだが、途中小雨になったので、さっさと傘をたたんだ。
行き交う人は、変な顔をしてぼくを見ていた。
おそらく高校時代のオナカ君のように、「おまえはバカか」と思っていたことだろう。
02月17日(土)
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