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頑張る40代!plus
by しろげしんた
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■春一番
昨夜、これまでハードディスクに録画していた映画を、何本かDVDにダビングしていたために、寝るのがかなり遅くなった。
寝る少し前だろうか。
えらく風が強くなった。
こういう日に火事でも起こすと大変である。
そこで、台所と風呂のガスのチェック、ファンヒーターのチェック、灰皿の後始末などをした。
ダビングが終わったのはそれから1時間ほど経ってからで、それからすぐにぼくは布団に潜った。
さて、布団に潜ったのはいいが、風の音がかなり強く、それが気になってなかなか寝付けない。
どのくらい時間が経っただろうか、ようやく眠りの脳波が出てきた。
その時だった。
遠くから消防車のサイレンの音が聞こえてきた。
一台ではない。
音はいろんな方面から聞こてきた。
その音がだんだん大きくなり、一点に集まっていく。
「いったいどこが火事なんだろう?」
そんなことを思っているうちに眠ってしまった。
さすがに夜更かしが応えて、今日は9時に目が覚めた。
風は相変わらず強く吹いている。
ニュースで言っていたが、どうやらこの風は春一番らしい。
確か昨年こちらでは吹いてない。
ということは、二年ぶりの春一番である。
しかしバレンタインデーに春一番というのも早い。
やはり異常気象のせいか?
…などと、春一番のことばかり考えていたせいで、火事のことはすっかり忘れていた。
昼前。
風はまだ吹いている。
春一番とはいうものの、少し冷たそうな風が吹いている。
こういう日にウォーキングすると、耳の下が冷えて痛くなるものだ。
「嫌やなあ」と思いながらも、いつものように神社ウォーキングに出かけた。
その神社に着くと、普通の日なのになぜか車が何台か駐まっている。
その車、よく見ると消防署の車である。
「また『どんど焼き』でもやっているのだろうか?」
と思いながら鳥居をくぐると、そこには消防車も駐まっていた。
「そういえば、朝方火事があったな」
と、ここでようやく火事のことを思い出した。
「で、どこが火事だったのだろう」と周りを見渡すと、見事に焼けている建物があった。
神社の階段の登り口に社務所兼神主宅があるのだが、焼けていたのはそこだった。
サイレンの音が近くに聞こえるはずである。
直線距離にすれば、うちから1キロも離れてないのだから。
その社務所、もちろん建て直すのだろうが、全焼ではないので火災保険も全額は下りないだろう。
足りない分は、いったいどうするのだろうか?
お賽銭か?
だが、お賽銭が多い神社とは思えない。
そういう神社なら、もっと立派な本殿が建っているはずだからだ。
ということは、氏子に寄付を言ってくるのだろうか?
寺なら間違いなくそうするところだが、神社は寺のように莫大な寄付は言ってこないと思う。
いいとこ一口千円ではないだろうか。
確かにこの神社の抱える地区は人口が多い。
しかし、それでも数万人程度だから、一口千円では到底まかなえないだろう。
残る手は神頼みしかないか。
02月14日(水)
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