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頑張る40代!plus
by しろげしんた
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■念力
あるアンケートに、
「ひとつだけ超能力を身につけられるとしたら?」
というのがあった。
「瞬間移動」「透視」「予知」「テレパシー」「念力」「その他」から
選ぶようになっていたが、ぼくは躊躇せず「念力」と答えた。
「瞬間移動」もよさそうだが、もし移動した場所が高速道路上や、交差点のど真ん中だったら恐い。
「透視」は、人の骨や筋が見えるのは嫌だ。
「予知」、自分や身内がいつ死ぬかがわかるのが辛い。
「テレパシ−」、相手が何を考えているのかがわかるのはいいが、それがもし自分に向けられたものだったら、それも悪意に満ちたものだったら、傷ついてしまう。
というわけで、「念力」が一番いい。
もう一つ理由があって、それは念力を持っている夢を見ることがよくあるということだ。
念力を使うのに、特別なことをやるわけではない。
ちょっと意識を集中して、その物体が動いているのをイメージすれば簡単に動いてしまう。
例えば、スプーンが浮いている姿をイメージすれば、スプーンが浮くということだ。
夢の中では、そういう能力が元々備わっているかのように、当たり前に使ってるのだ。
先日もそういう夢を見た。
どこかの公衆トイレに入っていると、友人がドタドタと足音を立ててトイレに向かって走ってきた。
ぼくは「いたずらしてやれ」と思い、念力を使ってトイレのドアが開かないようにした。
友人はドアが開かないので、開くまでしばらく待っていたようだが、我慢できないのか必死に開けようとしだした。
最初はぼくの念力が勝っていたのか、まったく開かなかった。
ところが、ぼくがちょっと集中力を欠かすと、少し開いた。
そこでまた集中力を高めて抵抗した。
そんなことをやっているうちに目が覚めたのだった。
念力を使う夢を見た時、いつも目が覚めてから、やり方を忘れないうちに念力を試してみる。
だが、現実では無理だ。
ティッシュ一枚も動かせないのだ。
もしかしたら、夢のようにぼくがいたずらしてしまうから、神様はぼくに念力を持たせないようにしているのかもしれない。
12月03日(日)
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