ID:1488
頑張る40代!plus
by しろげしんた
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■頑張る50前!(2)
(1)
あと1年足らずで自分が50歳になるなんて、何かピンと来ない。
子どもの頃に50歳といえば、おっさんを通り越してじいさんだと思っていたものだが、その時が自分に迫っていることが、信用できないのだ。

そこに到達するためには、かなり長い時間がかかるだろうと思っていた。
ところが、過ぎてみるとあっという間だ。
確かに10代の頃はけっこう昔に感じるが、20代30代はつい昨日のことのように感じる。
そのせいで、80年代以降の歌は、今でも最近の歌だと思っている。

(2)
これまで、一番時間が長く感じたのは、小学4年生の時だった。
月曜から土曜までみっちり授業がある。
その上、週3回はそろばん塾に行かなければならない。
特に木曜日はいやだった。
日曜日までは、その日を含めるとまだ三日もある。
授業はみっちり6時間、終わるとそろばん塾だ。

この日は宿題の量も多かった。
その宿題というのが、漢字の書き取りで、ぼくはこれが大嫌いだった。
他の宿題、例えば算数なら、クイズ感覚で解ける問題もあったので飽きは来なかったが、漢字の宿題はそうはいかない。
とにかく、同じ漢字をひたすら書くという、地味な作業をしなければならないのだ。
やっているうちに、下腹がムズムズしてきたものだった。
そういった理由から、木曜日は朝から憂鬱で、学校に行くのに足が重かった。

(3)
よく年齢を聞かれることがある。
どうもぼくは、年よりも若く見られているようだ。
正直に本当の年齢を言うと、いつも相手はびっくりする。
そこで「この白髪見たらわかるでしょ?」と言うと、「いや、白髪なんて関係ない。そんな色に染めている若い子もたくさんいますから」と答える。

何年か前に、高校生から「しんたさんとしゃべっていると、なんか友だちとしゃべっているみたいな気がする」と言われたことがある。
それはそうかもしれない。
やることはガキみたいだし、学生みたいなしゃべり方だし、今でもその頃と同じ夢を持っているし、考え方もそう変わってないし、趣味もほとんど変わらない。
その上、今の学生と同じマンガを読んでいる。
だから、そう思えるのだろう。
11月26日(日)
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