ID:1488
頑張る40代!plus
by しろげしんた
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■星のきれいな夜
歌詞を作るのは本当に難しい。
この3ヶ月ずっと歌詞作りに悩んでいるのだ。
詞に意味を持たせようとすると堅苦しくなる。
かと言って、考えないでやるとまとまりがなくなる。
スラスラと詞が書けていた昔が懐かしい。
あの頃はおそらく素直な気持ちを持っていたのだろう。
だから、無理なく書けたのだと思う。
それが出来ないのは、いろいろな経験やプライドが邪魔しているからだ。

さて、今日はちょっと指向を変えてみた。
今まで詩的な歌詞を書こうとしていたから出来なかったのだ。
詩作をしなくなって、もう5年経つ。
このブランクが容易に詩的歌詞を書かせてくれないわけだ。
それなら散文的歌詞にしてしまえと、今日試験的に書いてみた。
せっかくだから思い出エッセイにしたのだが…。

『星のきれいな夜』
 店に入ったのが11時だったから
 もう電車は走ってないだろう
 タクシー代は持ち合わせてないし
 こうなったら家まで
 歩いて帰ることにしよう

 ここから家まではけっこう距離があって
 休まずに歩いても2時間はかかる
 だけど今日は酒がしこたま入ってるし
 早くて3時間というところだろうか
 足がふらついて目もうつろだ

 そういえばあれはいつだったろうか
 パチンコで有り金全部すってしまい
 今日と同じように歩いて帰ったことがある
 どこかに金は落ちてないかと
 下を向いて歩いていったんだった

 だけど下を向いて帰るなんて
 今日はとても出来そうにない
 ただでさえ気分がよくないんだから
 下を向いて歩いてなんかいたら
 いつか潰れてしまうだろう

 それにしても今日は星がきれいだ
 寒さのせいで空気が澄んでいるんだろう
 こんなきれいな星が見れるなんてこの町も
 まだまだ捨てたもんじゃないと
 感心しながら歩いていく

昔、小倉で飲んで、歩いて家に帰った時の思い出を綴ってみたのが、こういうのならわりとすんなりと書ける。
詩的歌詞を再び書けるようになるまで、この路線でやってみようと思っている。
11月17日(金)
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