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リュカの日記
by リュカ
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■
今日は午前10時半頃に目が醒めた。
やっぱり遅刻だ。
俺が起き上がろうとした時、弟が起きてきて洗面所のところでジャバジャバジャバジャバやり出した。
更には、何度も何度も洗面所の窓のところをバタン!チャッ、バタン!チャッ、バタン!と開け閉め開け閉め。
出鼻を挫かれ、更にしつこい音を聞かされ続け。
俺にとっては、こういうのがたまらなく不快だ。
弟が家を出るまで、歯を食いしばって待ち続けていた。
それから、やっと弟の支度が終わり、弟は家を出てった。
と思ったのも束の間、忘れ物をしたのかすぐにまた弟が戻ってきて、そこからしばらくバタバタバタバタ。
最終的に弟が家を出て行ったのを確認した後、俺は思いっきり叫び狂った。
阻害された不快感、それを間断なく聞かされ続けるストレス、終わるまで、終わるまでと待ち続けなければならないプレッシャー。
俺はコーヒーを淹れ、何とか気持ちを落ち着けようと努めてた。
何とか家を出れるような精神状態にまで落ち着いた頃には、既にかなりの時間が経過していた。
俺の一日は、大体こうした苦痛と伴に始まる事が殆どだ。
約束の時間は1.2時限目の時間帯。
俺が学校に到着したのは、2時限目が終わる3分前頃。
教室に行くと、彫刻の先生が居て「お、良かった○○君(俺の名前)来たな」と言った。
それからその先生と美術学科専用の教員室みたいなところに行き、そこでしばらく話してた。
「後期単位取れそう?もし後期で20単位以上取れなければ、やっぱり一度学校を辞めた方がいい」と言われた。
俺は「単位は取れるかどうか分かりません」と。
先生は「学校を辞めた後の事が心配や。いきなり正社員は難しいやろうし」と。
俺は「しばらく派遣で行こうかな、というのは考えてます。もう登録もしてるんで」と。
先生は「君の成績見てびっくりしたわ。不可、不可、不可、不可、秀、不可、不可、不可、秀とか。ものっすごいムラがある。多分能力自体は凄く高いし頭も良いんやと思うけど、社会に出てからこのムラを活かせるようになるといいんやけど・・・。多分、自分に合う仕事が見つかるまで何度も辞めたり入ったりを繰り返すと思う。でも絶対自分に合う仕事がどこかで見つかるはずやから」と。
俺はそれを「はい、はい」と相槌を打って聞いていた。
すると、「この場じゃはい、はいって話聞いてくれるけど、ちゃんと家に居る時みたいに先生にも接してや。自分の思った事をちゃんと言えるようにならないといけない。お母さんも心配しとったで。家族とのコミュニケーションが最悪やって。やっぱ、内と外で違いが出てしまうのはよくない」と。
何か、そこで一気にばつの悪い、居心地の悪いような気持ちになった。
この前俺の母親とこの先生で色々電話で話したそうだが、母親は俺の事をどのように伝えたのだろう。俺は、それが怖くてたまらなかった。
俺は昔から、自分の内面とか素みたいなものを人に知られる事を極端に嫌っている。
というか、それを知られる事を死ぬ程の恥とまで思っているので。
つまり、俺は「外」の人間に「内」の自分を知られたくないのだ。
表面上平静を装ってはいたが、自分の脚がかすかに震えてきているのがはっきり判った。
その後、先生は「小学校か中学校か高校か、凄い辛い思いをしてきたんやろうなぁ・・」と、めちゃくちゃ俺に同情を寄せるような態度を示してきた。
何か、「悲惨な過去」的なものを浮かべられてるんだろうな。
俺は「いえ、一回高校辞めた辺りで生活のペースが狂ってきただけです」と言った。
そもそも、この先生はどういう意味で俺の中に「悲惨な過去」的なものを見出したのだろう。何か強いトラウマでも持っているように見えるのだろうか。それが俺にはとてもショックだ。
実際のところ、俺の人生の中で、「自身のトラウマに繋がるような強烈な体験」と呼べるものなど何一つない。
子供の頃に親に虐待を受けた事はあるけど、それも普段全く意識しないし。
ただ、俺は自分の性癖だの精神面の事で他人に対して極度に負い目を感じている。それによって人生に対する希望みたいなものを完全に諦めている。
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01月23日(水)
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