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リュカの日記
by リュカ
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現在午前0時00分。
あの子がまだ10代の少年であった、最後の月である3月が終わってしまった。
3月31日が終わる少し前に、「呪われし者の女王」の上巻を、最後の1話だけを残して読み終えていた。
そして、4月1日になってから、残った最後の1話を読み始め、
そして、さっき読み終えた。
あの子が19歳であった頃から読み始め、あの子が19歳であった時代を引き継いだ小説。
まだ、下巻も残ってる。
外に出て労働しながら生活しようが、部屋に篭って生計立てて過ごそうが、どちらにしろ俺に恋愛が出来ない事に変わりは無い。
ため息が出る。
日記に記述し出した瞬間、絶対邪魔が入るんだ。
そして、益々不快になっていくのだ、という事が吐き出す前から分かってる。
そんな不安やプレッシャーを受け、吐き出さないまま自分で意識の内から追い払い、今もまだ吐き出さないままでいるものが増えてきた。
それほど強いストレスを受けてまで、吐き出すほどの事じゃない、と。
法則があるのだ。
怒りや憎しみ、また自分が妨害を受けているのだという事を訴えようとする時は、殆ど邪魔は入らない。
だけれど、それ以外の未練や悲哀、ノスタルジーに関する気持ちを吐き出そうとすると邪魔される。
現に、俺が日記を書き出し邪魔されて、それに対する怒りをぶちまけようと思った時は、無事に書き終える事が出来るのだ。
でも、それ以外は邪魔される。
どうでもいいような事に関して、俺の意識の内側が、常に怒りやストレスで満たされている事を望まれているのだろうか。
それ以外の感性を全く寄せ付けられないように。
とりあえず、「人間ってほんとしょーもないな」と感じさせる事例を一つ。
「お前は○○××だから最低なんだよ」
どんなに筋道立てて指摘しようが、自分に都合の悪い指摘を受けた人間は、
「お前が何を言っているのか分からない」
「お前頭おかしいんちゃう?」
「お前とは会話が成立しない」
などと、はぐらかして突っぱねる。
では、それをさせずに自分の意見を聞き入れさせるにはどうするか。
そういった、自分の話相手に直接関するような会話や説得には、多くの場合『取引』が要求される。ある種の媚を見せなくてはならないのだ。
「自分も××だけど、お前のそういうところも○○だよな」
「お前はそんな気はないんだろうけど、周りからしたら不愉快だから」
と、心にもない引き合いを出して見せたり、心にもない敬意を払って見せる事で、相手は初めて「話が通じた」と都合良く受け止めて見せるのだ。
何て傲慢なんだろう。
でも、これが取引。
否定されるべき箇所を持つ否定されるべき奴に、そいつの否定されるべき部分を認めさせてやるには、そうやってわずかばかりでもそいつの"都合"を立ててやらなくてはならないのだ。
俺はこれが我慢出来ない。
結局は、「会話の成立」というものは(それも、相手の身勝手なさじ加減一つで決定されるのだが)、そいつの都合の如何によって決定される。
ほんと、糞。
痛くて最低な所業は否定されてしかるべきなのに、どれだけ筋道立てて説明しようが、相手に都合のつかないものは全て「お前とは話が通じん」とされるのだ。俺が今まで言い合ってきた家族を含めた糞共は、殆ど全部がこういう取引を要求してくる。
「もしも取引を飲まなければ、延々とお前を『話の通じないキチガイだ』と認定してやる。それが嫌なら、俺の都合を立ててみろ」と、脅迫されているのと同じだな。
ほんと、人間って糞だよな。
また、直接的に相手に関わらない事だとしても、
何かに対する自分自身の否定を周りに主張したい時、
如何に周囲のご機嫌を損ねないで主張を通す事が出来るか、を狙い、こういう取引を活用している人間も多く目にする。
どこかのサイトで目にした文章を引用して説明してみる。
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↓主張
『何で日本の車のクラクションってあんなに耳障りな音が出るんですかね』
『あの音って、神経を逆撫でするような感じがしません?』
↓取引
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04月01日(土)
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