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リュカの日記
by リュカ
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ある作品について解説したかったのだが、その作品の名前が公式サイトにすら載っていなくて、検索に検索を重ね、やっとその作品名を入手する事に成功した。
そして、その作品名さえ書き入れれば、レポートは完成という事になる。
最後の瞬間、レポートにその作品名を加えよう、といった瞬間、「ブェックション!」
隣の部屋の弟の馬鹿デカイくしゃみ。
ビクッとなった。
その後、レポートに作品名を書き入れてみたが、なんだかとても味気ない。
後味悪すぎ、気持ち悪い・・
達成感なんて微塵も無い。スッキリしない、気持ち良くない。
一度作品名だけ削除して、もう一度記入し直す。
やっぱり、同じく味気ない。
完成の瞬間、達成感を神がかりタイミングで奪われた。
気分が悪い・・
万に一つの確率だろうが、俺に対しては必然なのか。
でも、とりあえず完成したので、また、生まれて初めてのレポートでもあるので、ここにそれを掲載しておく。
一番最後に書き入れた作品の名前は、『Brainforest』
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金沢21世紀美術館


1.その美術館の試みは、どんな特徴を持っているか。

 場との融合。
 また、訪れた人々による『一般的な会話』とは違った新しい形の、作品を通したコミュニケーション。

 中庭に掘られた空間の上部にガラスを敷き、その表面に水を張り、あたかも水底にまで水が行き渡っ ている本物のプールであるかのような印象を与える『スイミング・プール』。 この作品では、地下に設けられた入口から、ガラスの下に人間が入る事が出来、ガラスの上の人間と、ガラスの下に居る人間が、それぞれ相手を確認し合うという形のコミュニケーションを計る。その様を観た人々に 、「そう見えるのに、実際はそうでない」という面白味のようなものも体感させる。また、同じような狙いを持った作品で、森のようなイメージを与えながらも、じっくりと観察すると森とは全くかけ離れた形をしている『Brainforest』という作品もある。
 何の法則性も無く、適当に顔を出しているように見せながらも、実は2つ一組で地中で繋がっている拡声器『クランクフェルト・ナンバー3』。しかし、どれとどれが対なのかは分かり難い。対になる物を見つけたら、地中を通し、建物を挟んだ向こう側の相手と会話が出来る。
 狭い部屋が、まるで無限の世界のように演出された、鏡張りの『金沢の自動ドア』。
しかし、ドアの向こう側に別の誰かが現れて、ドアが開く事で、その無限の世界は崩壊する。これも一種のコミュニケーション。
 また、キャンバスのようにクッキリと切り抜かれた天井から見せる、一所に留まらない空の形をその まま「作品」とする『ブルー・ネット・スカイ』
このように、その場所と一体化させた作品が数多く展示されている。
  また、この美術館の建物の構造も、『円形平屋』『正面裏手の区別の無く自由な順路』『水平方向へ の連続的な広がり』と、全く新しい近未来的な構造を持ち、それ自体が、『兼六園』『文学館』といった古都金沢を代表する建造物との新旧相互浸透を目的とし た、一つの作品となっている。

2.@の特徴は、現代アートの動向において、どのような意義を持つのか。

 インスタレーションを表現。

 現代アートでは、インスタレーションという製作スタイルが主流になりつつある。
 インスタレーションとは、一つの空間に一種類の作品だけを展示して空間そのものを作品とする、その場固有の作品造り。なので、美術館を訪れた人々には、作品を鑑賞させると言うよりは、作品を体感させると言った感じの物が多い。
 @で挙げた作品は、『コミュニケーション』という形で訪問者に作品を体感させる物や、作品に合わせて場を作り上げた物など、現代アートの動向に沿ったインスタレーション作品としての条件を満たしている。
 また、それ以外の『ピンポンド・テーブル』『男は海水のなかをダイビングしている』等も、大きく纏めてみると、どれもインスタレーションという名の同じテーマに沿って造られた作品である事が分かる。

3.自分の選んだ美術館の、どこに一番興味を持ったか。


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02月02日(木)
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