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リュカの日記
by リュカ
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今日は午前4時頃に目が覚めた。
最近「ゴーストスイーパー美神」という漫画を読んでいる。昔集めていて、27巻まで持っている。
その中のおキヌちゃんがちょっといいなと思えた。健気で天然の作りモノでない優しさを持っていて、少し惹かれるものがあった。
今日は幼馴染の誕生日だ。「11月11日で11歳になる」と言っていたのが今でも記憶に残っている。俺も、もう10年以上も前の事を鮮明に覚えていられる年齢になったんだな、と思った。
朝になり、学校へ向かった。
その頃になると、なんだか気分が悪くて、学校への道のり、ずっと「どうせこんな人生だ、こうなったらとことん一人で過ごして、一生どん底のまま生きる喜びなんか味わった事もないまま人生を終わらせてやる!」と、かなり自棄な気持ちになっていた。別に俺がどう生きようが誰にとってもどうでもいいはずだし、犯罪者にでもならない限り社会は俺に干渉しないのは分かっているが。
それでも、よく「人生で幸せを求めなさい」とか言うけど、そういったものへの抵抗、自分自身の人生に対する復讐欲のような漠然とした感情から、強くそう思った。
生まれてきた事なんか感謝しない!全部呪って生きてやる!幸せなんかになってやるか!人生無駄に終わらせてやる!とか、そんな感じだ。
午前の授業が終わり、午後の彫刻を受けた。
どうでもいい事ばかり頭に浮かんでいた気がする。
彫刻も終わり、美芸院という建物を出た。
5、6人タムロしている奴等が居た。
通り過ぎようとした時「○○や、○○や」と俺の地元のあだ名で呼ぶ奴が一人居た。
振り向くと「○○ー!」と叫んで来た。
数人が同時に俺の事を見ていて、少し竦んだ。
やはり、俺はそいつに見覚えがない。
少し見ていたけど、そいつは俺を見ているだけで、それ以上俺に言葉をかける事もしなければ、集団の中から一人近づいて来る事もなかった。
『呼び止めたいのか威嚇したいのかどっちだよ』と思った。
多分後者だろうな。
そのまま無視して学校を出る事にした。
そういえば、俺の名前を知っているそいつは、未だに一人で俺に声をかけて来たためしが一度もない。
格好は今風の癖して、俺以上にヘタレだな。
電車に乗って地元の駅に到着した。
少し歩いたモスバーガーの前で、小柄で童顔の大学生くらいの子を見かけた。チラッと横顔を見ただけだけど、俺が生まれて初めて好きになった部活の後輩の面影があった。
ああいう子は時期が来ると急成長して一気に老け顔になる事があるけど、この子は童顔のまま、見た目と実年齢の差を保っている。16歳くらいに見える。
16歳といっても普通の16じゃなく、子供の面影を残した16だ。
通りすぎた女子高生と背丈も変わらない。実年齢は20か21のはずだけど、とても綺麗な生き物に見えた。
色黒でちょっと頭が大きくて、服装もダボダボすぎないジーパンに白いセーターと、中学時代とそう変わらない。大人し目の服装なのに髪型だけ浮いているのも昔からで、後輩だ、と思った。
黒髪にところどころ細かい金髪のメッシュが入ってたけど、そのメッシュも半分は根元から黒に生え変わっていて、そういう服装にこだわらなさそうなところも昔のままだ。
その子が1個下だからか、俺から見て同学年の(俺の大学での同級生は1個下ばかりなので)人間とその子自身との容姿の違いがハッキリ分かるから、余計にその子が魅力的に見える。
ハンバーガーを片手に、食べながら坂道を下っていく後ろ姿を見ながら、俺もその子の後から歩いていった。ストーカーじゃなくて、俺の家も坂道の下にあるから。
夕ご飯代わりだろうか、それともおやつ代わりなのかな、とか思って眺めていた。
何もかもが可愛いな。
国道まで来たところで俺は左に曲がったけど、横目で見るとその子はそのまま南まで降りていった。
後輩の家も国道より下にあるのだ。やっぱり後輩なんだ、と思った。
その子についてもっと知りたいと感じる反面、それが恐ろしい事のようにも感じる。
もし誰かにそういう目に合わされていたり、誰かとそういう関係になったりしてたら、と思うと何も知りたくなくなってしまう。あんなに幼い感じの子なのに、ありえないと思いたくても今まで嫌というほど耳にしてきた。

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11月11日(木)
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