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リュカの日記
by リュカ
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長年お互いに理解を深め合ってきた仲だからこそ自然に好きになったのだ。
何も得ず、その代わり大きな災難にも遭わずに安定した人生を歩める物だと思ってた。
でも、ここにきて自分の人生の行き先が分からなくなってきた。
辺り一面荒波に囲まれた大海原の中心に小舟で放り出されたような不安定な気持ちになってる。
こんな変わり者な俺なんかの内面にあそこまで理解を示して寄り添ってくれて、かつ配信者よっさんレベルにまで容姿がデブサイクに醜くなった今の俺でも受け入れてくれる、なんて女性はこの先二度と表れない事だろう。
おまけに映画「トゥーヤングトゥーダイ」に出てくる死神と呼ばれる女性系統の俺には勿体ないほどの美人さんだ。
人生のパートナーとしては彼女以上の存在は望めないと思う。
でも、俺には彼女の家庭を壊す権利も彼女に彼女自身の家庭を壊させる権利も無い。そんな事は絶対にあっちゃいけない事なのだ。
それに俺自身の身内も絶対裏切っちゃいけない大切な人たちなんだ、という自覚もある。
俺自身の気持ち、恋心なんてそれら大切にすべきものたちに比べれば道端の小石みたいにスルーしてしかるべき物だと思う。
それが俺の中にある人として当然持つべき当たり前の感覚だ。
今現在の俺は鬱でもなければ躁でもない、きわめて冷静な状態だ。
客観的に考えて、出した結論が上記の物だ。
快楽や感情に流されるべきじゃないんだ。
本当はリアルでもイチャつきたいのはやまやまだけど、それは昔々から人間の中で禁忌とされている事なのだ。
その禁を破った人間も人々の歴史の中で腐るほどいる訳で、俺の伯母や母が嫌っている俺自身の身内の中にも何人かそれらを破ってる人々はいる。
だからと言って、俺自身がそれを破って良い理由にはならないのだ。
でもN君の彼女さんは正体が明かされてなくてN君自身の親にさえ謎が多い人だけど、その人がもし家庭を持った人でN君がそれを隠しているのだとしたら、俺もそれに乗っかって同じようになぎさとの不貞行為を働きたい、という他力本願でクズい一面はあるんだよな・・・
近しいN君でさえ不貞を働いているんだから、俺だっていいじゃん、みたいに許されたい、みたいな願望も確かにある。
俺って最低・・・
久しぶりに小説「この世の果ての家」の続きを読んだ。
一章分だけ読んだ。
主人公はゲイのジョナサン、その親友のボビー、ジョナサンのニューヨークでの10歳年上の女性のルームメイトのクレア、そしてジョナサンの母のアリス。
この4人がそれぞれパートごとに狂言回しの役割をバトンタッチしながら物語が進んでいく。
そこにはモラルや常識にとらわれない、普通ではない家族の在り方が描かれていて、10代の頃の俺はこの作品に大いに感銘を受けた物だ。
不貞行為はいけないなんて世間の常識にいつから縛られるようになったのだろう。
そもそも俺は昔は法律すら平気で破り続けて連日のように警察のお世話になってた少年犯罪者だったじゃないか。
2日続けてそれぞれ別々の地域の警察署に別件で捕まり補導された事だってあったし、あと1件何か罪を犯していたら鑑別所行きすら確定していた。
保護観察すら受けてきた。反省の色が見えないと半年のはずだった保護観察が1年間に延ばされるくらいのサイコパスっぷりを披露していたじゃないか。
そんな、小物とは言え元アウトローの俺が今更真っ当な人間気取る方が無理があんだろ、みたいな気持ちも沸いてくる。
もう何をどうすべきなのか自分じゃ判断出来ないな。
メッセの子の言葉だけが俺の指針、コンパスみたいになっている。
「掲示板上でいちゃつくだけにとどめてください」と。
原稿用紙20枚分を越えたとかでこれ以上の日記の更新でエラーが出たので不要な記事を削った。
現在午後20時30分。
今日はそろそろ寝る前の薬を飲もうかな。
01月19日(日)
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