ID:14142
リュカの日記
by リュカ
[567479hit]


俺もビールを注がれるままに5.6杯飲んだ。
N君やその兄のT君が「○○ってビール飲めるんやったっけ?」と言い、俺は「自分から飲む事は殆どないけど、勧められたらちゃんと飲める。今日は親父のお通夜やし、飲むわ」と。
続けて「俺は酔っぱらった事が無い」と。
N君は「もう○○5.6杯は飲んでるやんな。まだ酔ってないって事は、酒強いんや。お父さんのDNAを引いてるんやな」と言ってきた。
親父は本当に大酒呑みだったから。
母親は「でも○○、あんたもう辞めとき。普段お酒飲まへんのやろ?急性アルコール中毒になってもあかんし」と言い、俺は「そうやな、自分で加減が分からへんし、このコップの飲み終わったら辞めとくわ」と。
弟の奥さんの△△さんも居たけど、控室にみんなで居たせいか、あまり緊張しなかった。
T君が席を立ち、親父の顔を見に行ったようだ。
控室には会場をモニターした大画面のディスプレイがあった。
俺と弟が2人で親父の顔を見に行った時もモニターで皆に見られてて「仲良し兄弟w」とか言われてたらしい事を、その時知らされた。
T君は親父のお棺に肘をついて、親父の顔を覗き込んだ感じでじーっとしている。
俺は「T君も、親父に話したい事色々あるんやろうな。一番親父に可愛がられてたみたいやし」と。
T君が戻ってくる。
俺が「親父と色々話してたん?一番可愛がられとったんやろ?」と言うと、T君は「そうなんだよ。話したい事いっぱいあった。俺も涙もろくて・・・」と言った。
ごはんが終わり、親戚一同が帰る事になった。
お寿司の残りとか、ラップでカバーしてもらった。
俺が「俺、明日起きた後に朝ごはんに(このお寿司)食べたいし」と言っていたので、残してくれる事になったそうだ。
親族一同が帰り、弟の奥さんの△△さんも家に帰る事になった。
明日また来る、と。
それから、俺と母親と弟の家族3人だけになった。
俺は奥の布団のある部屋に行き、スーツから浴衣に着替えて、シャワーを浴びた。
弟と母親は何やら色々話してる。
俺はその話には参加しなかった。
母親が「○○、今日はもう眠り」と言ってきたので、「おやすみ」と言って、奥の布団がある部屋に行った。
しかし、薬が無いのでどうにもこうにも眠れない。
まさかお泊りになるとは思わなかったから、手ぶらで来たしな。
スマホから日記を更新した。
日が替わった。

日が替わって、何度か喫煙室と寝室を往復した。
横になっては、タバコが吸いたくなってまた喫煙室に行き、横になってはまた吸いたくなって喫煙室に行き、の繰り返し。
しばらくしてまた喫煙室に行くと、青いTシャツを着てメガネをかけた青年が入ってた。
俺は「誰やろう」と思い、喫煙室に入る。
すると、その青年は「うわ、びっくりした。お兄ちゃんやったんやw」と。
どうやら、弟だったらしい。
スーツじゃなくなってたし、コンタクトからメガネに替わっていたので気づかなかった。
そこで弟と色々話した。
そして、俺が「親父見に行ってくるわ」と言うと、弟も「自分も行く」と、言い、ビールが中に残ったビール瓶を持って俺の後を付いてきた。
それから、親父の遺体を入れたお棺の前で、弟と色々腹を割った話をしていた。
その話内容は、後日また日記に書こうと思う。
それから控室に戻り、喫煙室で弟が「お兄ちゃんも毛深いよなw」と言い、続けて「自分もこんなん」と腹毛を見せてきたので、俺も「俺なんてこんなんやで」と更に腹毛がビッチリな自分のおなかを弟に見せて、弟は「うわw」と言った。
弟が「そろそろ眠い。寝るわ」と言って寝室に入ったので、俺は「おやすみなさい」と言い、俺は俺の寝室に入った。

02月24日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る