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リュカの日記
by リュカ
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俺は「でも、最後の方は親父と和解出来たと思ってる。俺の中じゃ親父を許したし。親父が俺の事許してくれてるかどうかは分からへんけど・・・」と言い、弟が「それは、何かきっかけがあって、とか?」と聞いてきたので、俺は掲示板での豚嘘との心の決着が付けられた事には触れず、「いや、3ヶ月も毎日お見舞い通いしてたら、そりゃ愛着も湧くって。もし親父が1ヶ月しか生きてへんかったら、多分俺めっちゃ無表情で親父の事見送ってたと思う」と言い、弟は「確かに、そんな感じやったもんな・・・」と。
俺は「3ヶ月生きてくれたから最後看取る時に号泣出来た。1ヶ月じゃ無理やったわ」と。
続けて俺は弟に「子供の頃、あんなにいじめてほんまごめんな。悪かったわ」と言い、弟は「ええよええよ、そんなん気にしてへんし。でも、何が原因であんなに憎んでたん?」と。
俺は「多分、嫉妬やと思う。××ばっかり可愛がられてたし。俺なんて子供の頃、母親が怖かったからめっちゃパパっ子やったんやで」と言い、弟が「パパ、何?」と言うので「パパっ子や。パパ大好きな子」と説明し、弟は「ああ、パパっ子か」と。
俺は「おかん殴ってきたり蹴ってきたりめちゃくちゃやったし」と言い、弟は「そうなん!?」と。
俺は「そうやで。ビニール袋一枚散らかってるだけで、おかんに『手をついて謝れ!』って土下座させられたりした」と。
弟は「そうやったんや」と。
俺は「Nって奴の親が離婚した時、おかんが俺にその事話してきてん。それで俺がKって奴にその事話したら、Kのおばちゃんが俺のおかんに『N君のとこ離婚するってほんま?』って聞いてきたらしい。それで、その後おかんが『私がどれだけ恥ずかしい思いをしたか!』って思いっきり俺の事蹴ってきた。あれはほんまに痛かった・・・」と。
弟は「そうやったんや・・・」と。
俺は「それに、××とか親父居る時はそんな素振り見せへんかったかもしれへんけど、俺とおかん二人だけの時、俺がテーブルに付いてておかんがキッチンに居て、『糞ガキ、ボケ、死ね、出て行け・・・』とかぶつぶつ言い続けてるのずっと聞いてきたし」と。
弟は「ほんまか・・・」と。
俺は「でも、大人になって一人暮らししてから、おかんにその事話ししたら、最初おかん『○○(俺の名前)はまたそんな作り話して』って反応やった。でも、俺が蹴られた事話したら『蹴ったんは覚えてる・・・』って。そっから色々思い出してきたみたいで、『そんな事があったんなら、○○ほんま悪かったなぁ・・・』って深々頭下げられて、それからおかんの事大好きになった。ほんま、今じゃ『マザコンか!?』ってくらいおかんの事は好き」と。
弟は「お兄ちゃん、ほんま正直やなぁw」と。
俺は内心「え?」となった。
自分が働きたくない本当の理由も、結婚しない、彼女も作らない本当の理由も隠し続けているこの俺が正直なんだと。
まあ、いい。
次に俺は「おかん、自分のお母さん、俺らから見たらほんまのおばあちゃんの事も殆ど覚えてないらしい。おばあちゃん、おかんが21歳の頃に亡くなったんやで?覚えてないとか普通ありえへんやん」と。
弟は「そうやなぁ」と。
俺は「だから、俺、おかんって実は二重人格やったんちゃうかなって思う。それで、悪いおかんはもうどっか行ってもて、良いおかんだけが残ったんちゃうかな、って。おかん、俺が一人暮らししてから色々俺に良くしてくれるし、ごはん作ってくれたりするし」と。
弟は「お兄ちゃんの中では、そういう風になってるんやな?」みたいな事を言ったと思う。
俺は「城崎のおばちゃんは、『お母さん、育児ノイローゼになってたんちゃうかな?』って言ってたけど」と。
弟は「城崎のおばちゃんには話したんやw」と言い、俺は「俺、あのおばちゃんになら何でも話してしまう。ほんま、あのおばちゃんが親戚の中で一番好きやわ」と。
弟は「おばちゃんにそれ言ってあげたら?w」と言い、俺は「いや、もう言ったし」と。
弟は「ええ!?」と。
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03月03日(月)
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