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リュカの日記
by リュカ
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俺は「おかん、これ(親父の時計が入った骨壺)神戸の実家に持って帰るか?俺持って帰っても、部屋でヤニだらけになるだけやし」と。
母親がお骨と一緒に、神戸の実家に時計の入った骨壺も持って帰る事になった。
それから控室に戻り、みんなが帰って行った。
俺たち家族と城崎の伯母の家族は残り「せっかくだし、もっとお話ししましょうよ」となって、それから母親と△△さんの着付け直しが終わるまでみんなで雑談していた。
母親と△△さんが戻ってきた後も雑談していた。
「お墓をどうするか」という話になった。
父方の祖父は生前「□□も☆☆(母親の名前)も○○も××も、みんな城崎のお墓に入るんや」と言っていたけど、どうやらスペースが無いらしい。
なので、阪神間のお墓を見つけてあるので、そこに納骨しようかどうか、という話になった。
納骨は急がなくてもいいらしい。
それから、親父が死ぬ直前に病院に来ていたIさんという人の話になった。
俺、親父が死ぬ前にHCUという名前の詰所みたいな親族が集まっている部屋に通された時、一人だけ見覚えの無い人が居たんだよ。
親父のお通夜の時も、その人「俺、お父さんの誕生日の時にも病院に来てたやんな?あんた(俺の事)、誕生日ケーキ買ってきてたやん。俺おった俺おった」と、やたら「俺、俺」とアピールしてきてた。
俺はその人の顔、全く覚えてなくて、その時「すいません、覚えてません」と言ったけど。
親父が死ぬ直前の集まりの中でも、その人一人だけ俺にとって馴染みの無い人で、「明らかにこの人だけ場違いだろ」と思っていたけど、その人がIさんなのだと言う。
以前、Iさんについて伯母から話を聞いた事があった。
親父の兄で医者をやっている伯父の太鼓持ち、腰ぎんちゃく、金魚の糞みたいな感じの人で、同じく医者をやってる親父の弟の叔父と俺の親父が、伯父と対立するのを煽り立ててたしょうもない人らしい。
俺は「合点がいったわ」という感じになった。
明らかにその人だけ場違いだったし、俺にもグイグイ寄ってきて「何この人?」って感じになってたし。
俺も「あの人だけ、確かに場違いやなって思ってた。親父が死ぬ前、あの人はB伯父さん(伯父の名前)に付いてきてたん?」と言い、伯母は「そうやで。兄(B伯父さん)に付いてきててん」と。
そんな感じの事を話した。
結局、お墓をどうするか、という事について話はまだまとまらなかった。
話し込んでいるうちに日が沈んだ。
△△さんも居るし、俺もそろそろ緊張して震えが出るかな、と思ったけど、震えなかったな。
何故だか知らないけど、落ち着いていた。
昨日、薬も飲んでないのに不思議な事に。
△△さんの事を、俺の中で感覚的に「身内」として受け入れ始めているのかな。
しばらくして、みんな控室を後にする事になった。
エレベーターで1階まで下り、神戸の実家までお骨や荷物を届けてくれる業者の車には2人しか乗れない、という話になっていた。
弟は「自分と△△はタクシーで後を追うわ」と言って、俺が「じゃあ、俺も実家行こうか?」と言ったけど、母親が「あんたはもう帰り、帰り」と強く言う。
△△さんが「神戸の実家に泊まったらどうでしょう?」と言うので、俺は「いや、薬飲まないと寝られないんですよ」と。
母親は「あんた、もう疲れてるやろ。ここから帰った方が近いし、はよ帰り」と言ってきたので、俺一人家に帰ってきた。
日が沈んで真っ暗になっていたので、山も見えず、北に向かってるつもりが、スマホのコンパスで確認してみたら南に向かって歩いてた、という事が判明して引き返したり。
そんな感じで、何とか家まで帰ってきた。
そして日記を書き始めた。
現在2014年2月24日午後23時00分。

昨日と今日の出来事を日記に書くのに、3時間29分もかかったのか・・・
めっちゃ長文書いたよな。

腹減った・・・
今日、葬儀場を後にする時、果物の詰め合わせみたいな紙袋を貰ったので、バナナを2本だけ食べた。
親父の祭壇に飾られていた果物らしく、「ライトが当たり続けていたので、早めにお召し上がりください」との事だった。

現在午後23時20分。
今日で親父の葬式も終わってしまった。

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02月25日(火)
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