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リュカの日記
by リュカ
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あと、昨日の手術で腫瘍を摘出した物だとばかり思っていたけど、違ったみたいだ。
腫瘍の欠片をサンプルとして少し摘出しただけで、それを検査して悪性だったら大掛かりな除去手術、良性だったら放置らしい。
でも、悪性腫瘍特有の、腫瘍の周りを侵害しているような症状は見られないので、多分良性だろう、との事。
でも、一週間は見ないと安心出来ないよな。
難波に来るまでの電車内と待合室で、今週のマガジンを最後まで読み終えた。
俺の三十路の最後のマガジンだ。
母親は図書館から借りてきた「ピアノの森」という漫画を読んでる。
確かこの漫画って男の子が犯されるシーンがあるんだよな・・・
俺は読んだ事ないけど、噂で聞いた。
現在午後18時57分。
あの子から返事が着た。
「リュカさんのお父さんは人一倍、生命力の強い人やと思うし、運の強さも持ち合わせた凄い人やと思うから。きっと大丈夫」
「お父さんを大事にしてあげてね。リュカさんを守ってきた人やから...」
また、俺が誕生日祝いを先延ばしする事を伝えると「リュカさんの誕生日は誕生日やから、僕はお祝いするからね」と言ってくれた。
そろそろ面会時間だ。
病室に向かおうと思う。
現在午後21時37分。
難波から帰ってきた。
一応明日の分の電車賃も母親から貰ったけど、難波遠い・・・
毎日通う事になるのだろうか。
だとしたら、かなりきついな、これ・・・
今日の親父は呼吸器も外されていて、普通によく喋ってた。
元気そうで一安心だ。
小便の管も無くなっていた。
まぁ、昨日は手術直後で麻酔も残ってた状態だったからな。
昨日の親父は生まれたての小鹿状態になっていた。
弟の奥さんとも会ったけど、やっぱり緊張したな・・・
凄く感じの良い人なのだが、緊張する。
でも、想像してたほどの緊張は無かったかな。
震えが出るくらい緊張すると思っていたから。
ただ、目を合わせるのも怖くなってしまって、合いそうになったらすぐに視線を逸らしてしまった。
まぁ、大丈夫だとは思うけど。
でも、親父のお見舞いの為に三十路の最後が潰れてしまうのが少し残念だ。
二度と戻ってこれない区切りの歳なのに。
病院の病棟で面会した時、今日の俺もやっぱり一人置物状態だった。
午後14時の面会時もそうだったし、午後19時の面会時もそうだった。
親父と何も話す事が無いからな・・・
腹減った。
さて、飯でも食うか。
て言っても、ヨーグルトとひじきだけだけど。
今日も相変わらず換気扇が五月蠅い。
明日も午後14時には難波の病院に着いていないといけない。
くっそ眠いけど、日が替わるまでは我慢しよう。
今日明日明後日という三十路で居られる日々を味わい尽くすのだ。
現在午後23時03分。
換気扇も、業者をよこしてもらって直してもらおうか。
せめて三十路で居られる間に。
五月蠅くて五月蠅くてかなわないから。
部屋の外、マンション入り口のポストのところにまでさえ俺の部屋の換気扇の異音が響いてくるくらい。
絶対近所迷惑だ。
あの子から返事が着た。
「暖かいお茶でも飲んでゆっくりして。病院は疲れる場所やから。良性やったら切除せんでええんやね?手術無しで元気に退院出来るよう祈ってます。お父さんとは少しは話せた?」と。
俺は「俺がコミュ障なのと、親父と話す事が無いってので、俺だけ置物状態で殆ど親父と話せてないよ^^;」と。
関係ないけど、弟も本当に良い人を貰ったな。
ニートの俺にも敬語で話してくれてるし。
あんな感じの良い女の人ってそうそう居ないと思う。
コミュ障爆発させてしまって申し訳なくなる・・・
11月22日(金)
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