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リュカの日記
by リュカ
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博士「あなたは事故で記憶を失くされていたんですよ。そこでこの精神病院に入院されたんです。」
上山「はい、全て思い出しました。いつごろ退院できますかね」
博士「それは私にはちょっと分かりません。上の許可が出ない事には・・・・・」
上山「そうですか・・・・・。ところでそちらの方々はなぜ仮面を付けておられるんですか?」
博士「いえ、たいした理由ではないんですが・・・」
上山「すいません、なぜここでは食べ物が出ないんですか?」
博士「食べたいですか?」
上山「いえ、ハラはへってないんですが ちょっと気になったもので。」
博士「そうですか、食べたくなったらいつでも呼んでくださいね。」
上山「ありがとうございます。あと、鏡を持ってきてくれますか?」
博士「はい?」
上山「いえね、どうしても自分の顔だけは思い出せないんです。すいませんけど鏡を持ってきて下さい」
博士「かっ鏡ですか・・・」
上山「どうかしました?」
博士「いえ、すぐ持ってこさせます」
博士達は出ていって、しばらくして仮面の男が鏡を持ってきた。
「へえ。私はこんな顔をしていたのか、思ったよりひどくないなあ」
次の日も次の日も上山はここから出してくれと頼んだが、そのたびに許可が下りないといわれ出してもらえなかった。ある日上山は思った。
上山(私の記憶は本当に確かなものなのか?確かに記憶はあるけれど、本当に私が体験したという実感がわいてこないのはなぜだろう。なぜ、全々退院の許可が出ないんだろう。なぜあの男達は仮面を付けていたのだろう。なぜ私はハラがへらないんだ?なぜ私は排泄しないんだ?彼らは私に何か隠してるんじゃないのか?)
考えてる内に上山はどんどん不安におちいっていった。
そして、しばらく考えてる内に、男は眠りに落ちて夢を見た。
夢の中で彼は、あの研究室のあの大きなカプセルに入っていた。カプセルの中には前に彼が注射された、あの緑の液体が入っていた。カプセルのガラスごしに見たものは、あの白衣の男たちだ。でも誰一人として仮面をつけている者はいない。カプセル内の液体のせいで男達の顔はよく分からないが、みんなが彼の方を見ているのだけは分かった。
上山(なんだ?なんだ?なんだーーーーー!?)
彼は夢から覚めた。
上山「なんだったんだ?今の夢は」
彼は、ちらっと袋の方を見た。
上山「そういえば、あの袋ななんなんだろう」
袋を調べてみると、袋には、『GT7285』と書いてあった。
そのとき彼はあんまり気に止めていなかったが、ここを出られないことへの不満がつのっていった。
何日かして、また博士たちがやってきたとき、彼はついに不満が爆発し、博士にくってかかった。
上山「いつになったら出れるんだ!いいかげんにしてくれ!会社にも行けないし家族や友人にも会えないじゃないか!!」
博士「残念ですが、まだ許可が下りないんですよ。もう少し待って下さい」
上山「そう言っていつも出してくれないじゃないか。本当は出すつもりなんかないんじゃないのか?」
博士「おさえつけろ」
仮面の男AとBが彼に近づいてきた。
上山「ふざけるなっ!!」
彼は仮面の男Aを殴りつけた。すると仮面の男Aの仮面が取れて、それを見た彼は面くらった。
なんと、いつも鏡でみていた自分と同じ顔をしていたのだ。
上山「やっぱりただの夢じゃなかったんだ。造られた記憶だったんだ。私は事故にもなにも会っていない。やっとあのうめき声の正体が分かった。私と同じように造られた人間の苦悩の叫びだったんだ。私はここで生まれたんだ。ここで生まれたんだーーーーーーーーーー!!!」
終わり。

なんともまあ陳腐な話だ。
ただ、これを書いた時の俺の歳は16.7歳くらいなので、稚拙で薄っぺらいのは勘弁してくれ。

段ボールの中を漁ってて、父が俺に宛てた手紙も出てきた。
今日は自分で書いた小説を載せたし、多分これを書き写したら「原稿用紙20枚以内」とかってエラーが出ると思うので、明日の日記で書き写そうと思う。

現在午後15時15分。
段ボール箱1箱分の漫画を捨ててきた。
甲斐谷忍の「翠山ポリスギャング」とか「神戸在住」とかが入った段ボール。

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06月30日(木)
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