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リュカの日記
by リュカ
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これが俗に言うたらいまわしってやつなのだろうか。
言われた通りに進むのだが、道を間違えてしまったのか変な場所に辿り着く。とりあえず、その事務室みたいなところに入り、事情を説明。
すると、そこの人が俺の目的地先に電話で取り次いでくれる事になった。
「今ちょっとうちの方に〜のバイトで学生みたいな子が来とおねんけど」と。
今朝は余裕が無くてヒゲすら剃っていなかったのに、最低でも5学年は若く見られているという事になる。
やっぱりおかしい。
もちろん若く見られるのはとても嬉しい事なのだが、少なくとも俺には俺が年齢相応以上に見える。
俺は今現在の自分自身の容姿について、普通に28歳以上、それどころか30歳以上に見られてもおかしくないくらい老け込んできているように認識している。
昔から感じ続けていた事だけど、やっぱり俺自身の目に見えているものと、周りの人間の目から見えているものの間には何か大きな歪みのようなものがあるんじゃないか、と思えてしまう。
高校生の頃にも何度か小学生だと思われた事があるのだが、俺は線が細い訳でも無いし、ましてや小柄な訳でも全然無い。
既に二次成長も終えていたし、当時の写真を見てみても「子」と表現する事すらおこがましいような「男」が写っているだけだ。
ショタコンとしての美意識や願望がそういうオーラみたいなものを作っているのか、それとも俺に憑いている守護霊がそういう幼い系の子で俺自身そのものをも若く見せてしまっているのか。
昔から本当にこれが不思議だ。
とりあえず、無事会議室みたいなところに辿り着き、説明を受ける。
どうやら今日はただの説明会で、本当のバイトはまた後日にあるとの事だった。
もちろん、俺はかなり遅れて途中から入ったので、何が何だか全く訳が分からない。
それに加えて、かなりの寝不足のせいか、頭も全く働かなくて、途中から聞き始めた説明内容について思考してみる事さえ出来ない。
途中「ここまでの質問で分からない事がある人は手をあげてください」と言われ、何人かが手を挙げて質問をし出したので、俺も「遅れてしまって、何をしたらいいのか分からないんですけど」と発言してみる。
すると、会場には派遣会社の人も着ていて、その人が「ちゃんとうちの方で説明するから」と言ってくれた。
そして説明会が終わり、派遣先ではなく派遣会社の人から「何か分からない事がある人は残ってください。答えていきます」と言い出す。
殆どはそのまま会場を後にしたけど、俺はそのまま残ってた。
「うちの方で説明するといったけど、どういう風に教えてくれるのか」という事を聞いておきたかったから。
俺以外にも残った人間が何人か居たので、俺は遠慮をして他の質問者のやり取りが全て終わった後で派遣会社の人に質問をする事にした。
やはり、遅刻をしてしまった事で後ろめたいものがあったから。
俺と同じスタッフ数人がその派遣社員に質問をしている横で、同じくスタッフのババア二人が大きな声で話しを始める。
「遅刻した人が居る場合ってやっぱりその人はハンデを負うべきだと思う。だって、そのせいでちゃんとした時間に来たうちらがこれだけ時間を食わされてるんだから、そのまま同じ扱いになるっていうのは不公平」「ねー?」と。
俺にも丸聞こえなのだが、やはり俺の事を言っているのか?わざわざ俺に聞かせる為に?
それとも、それは単に俺の勘違いで、それは今回の説明会の事についてではなく、選挙当日に遅刻者が出た場合の事について語っているのだろうか?
自分の事を言われているかもしれないなと、俺は話続けるババア共の顔面を穴が開くほど凝視し続ける。ババアと何度も目が合うが、その度にすぐにもう一人のババアに向き直って『遅刻者』について語り続けるそのババア。
聞いてみたい。
「それってもしかして俺の事言ってるんですか?」と。
でも勘違いだったら嫌だよな、と。
そうこうしているうちに、ババア二匹もその派遣社員になにやら質問をして、そしてその場を離れていった。
完全にタイミングを逃してしまった。
やっぱり早くババアに聞けば良かった。
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06月24日(水)
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