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リュカの日記
by リュカ
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このA君も並外れた力の持ち主で(人が頭の中で考えた事を正確に読み取り、メッセの子がA君に対して心の中で思った事、に対して『いや、そんなんじゃないよ』的に言葉に出して返答をしてきた、みたいな事も何度もあるとか)、A君に関しても今まで不思議な話を沢山聞かされてきた。
そのA君にさえ感じ取る事が出来ない=消滅した、との結論だろう。
で、ここからだけど。
そのC君が、最近になって再びメッセの子の前に姿を見せるようになったそうだ。
ある日、メッセの子がA君と一緒に買い物をしていた時の事。
二人でサラダを作る為にスーパーに来ていたらしいのだが、いきなりメッセの子が持っている買い物籠がグイと後ろから引っ張られたそうだ。
振り返ると、そこにはC君の姿が。
メッセの子は絶句する。
C君は「どこに行くの?」と訊ねてきたそうだ。
しかし、メッセの子はあまりの驚きでその場に凍り付いてしまい、全く言葉が出なかったそうだ。
すると、C君は「なんか空気悪い。また今度ね」みたいな事を言い、普通に人ごみを掻き分けて遠くに歩いていったそうだ。
C君は亡くなった時から全く歳を取っておらず、衣服も生前C君が着ていたものと全く同じだったらしい。
その場で凍り付いているメッセの子に、A君は「どうしたの?」と訊ねる。
メッセの子は事情を説明。
しかし、A君にはC君の姿が見えていなかったそうで、何故メッセの子がこんな風に固まっているのか不思議に感じていたらしい。
A君は人の心を読む事が出来るのだが、その時のメッセの子の心からは『サラダを作るなんて面倒くさい。やっぱりピザが食べたいな』といった全く見当ハズレな思考しか読めなかった、とか。
もちろん、メッセの子自身はそんな事は全く頭に浮かべずに、ただC君の出現に驚いていただけ。
A君はA君で、メッセの子が「やっぱりピザが食べたい」なんて考えているのに、思考とは裏腹に凍りついた様子で居るのが不思議でしょうがなかったらしい。そして、A君はその日はずっと、メッセの子がC君の存在を認識していた、という事を読み取る事が出来なかったとか。
しかし、翌日か翌々日、A君がメッセの心を読み直してみたところ、ちゃんとメッセの子がC君に遭遇した時の記憶を覗く事が出来たとか。
つまり、C君が霊能力を持ったA君に悟られないよう、A君が読み取るメッセの子の心を何らかの方法で擬装した、という事。
また別の日。
今度はメッセの子の夢の中にC君が現れたそうだ。
C君は「B君(メッセの子を慕っている子。生前のC君とも共通の知り合い)をほったらかしにするだなんて、○○君は酷い人だ!」とメッセの子を責め立ててきたそうだ。
確かに、メッセの子は自分をずっと慕ってくれているB君の事をずっと放ったらかしにしていて、まともに構ってあげる事も無くなっている。
夢の中でC君に責め立てられて、メッセの子もばつが悪いというか、後ろめたい気持ちになったそうだ。
メッセの子はC君に質問をする。
「今までどこに居たの?」と。
すると、C君は「今までガーネットスターっていう遠い星に居たんだよ。凄く熱い星なんだ」と説明したそうだ。
メッセの子はそんな星の存在なんて知らないが、後になってネットで調べてみると、確かにそういう星が存在するらしい。
とても遠く離れた星で、人類が辿りつく事は不可能らしい。
しかも、実際に灼熱の星だそうだ。
メッセの子はそんな星に関する知識は持ってないので、記憶が作り出した単なる夢だ、なんて事はありえない。
でも、「ガーネットスター」なんて思いっきり地球人がつけた名称だよな。
C君はどこでその名前を知ったのか。
まだ地球に居た時にその星の情報を仕入れ、「ここに行こう」という意思を持ってその星を訪れたからこそ、地球が名付けたその星の名称を知っていた、という事になるんだろうな。
もし現地に異星人が居たとして、その原住民から名称を聞かされたとしても、原住民が地球人が名付けたのと同じ名称で自分たちの星の名前を認識してるだなんて、絶対にありえないから。
その翌日。
またまたメッセの子はA君と行動を共にする。
そして、二人である駅に居たそうだ。
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06月07日(日)
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