ID:14142
リュカの日記
by リュカ
[593407hit]
■
俺は「おお!」という気持ちになった。
こんなに気持ちの良い事があるだろうか。
つまり、今日風呂に入る事で、これ以上ないくらいに全てが繋がりビシっと区切れるという事だ。
長い間風呂に入ってこなかった俺、45日にも渡る総決算を洗い流す日として、今日この日以上に相応しい日は他にない!と思ったのだ。
なんて都合が良いんだろうと、本当に清々しくて気分が晴れ渡るようだった。
どうせだから、一番風呂でなければ決まりが悪いなと思い、俺は戎祭りから帰ってきた母親に「風呂用意して」と頼んだ。
母親が風呂の用意をして、俺が入ろうとした時、弟が俺に話しかけてきた。
「お兄ちゃん、俺今からバイト行かなあかんから、先入らして。シャワーだけ浴びたら出てくるから」
俺は「はぁ?俺一ヶ月以上風呂入ってないねんで?ええやん、別に1日くらい入らんでも」と言う。
弟は「ほんま、シャワーだけやから。そうや、こうしよ。シャワー浴びたらちゃんと風呂場洗っておくから」と言う。
俺は「いや、まじ風呂場が綺麗とか汚いとかそういう物理的な事ちゃうねん。俺今までずっと入ってなくて、それで今日冬休み終わりやからほんまこの日以外無いねんって。今日お前がシャワーだけでも入ったら、全部台無しなんねん!!お前入ったら今日もう入られへんわ。っていうか、今日以外まじないし!」と言う。
弟は「だから、ちゃんと洗えば問題ないやろ?もうバイト行かなあかんねんから先入らしてや」と言う。
俺は「俺が強迫神経症なん知ってるやろ?毎日入ってるお前が目先の事考えて俺押し退ける事で、どんだけ俺が苦しみこうむるか分かってるよな?元々俺が先入るつもりやったのに。お前後から来て、さらに俺の一ヶ月以上のん全部台無しにして入ろうなんて、そんなんお前のワガママやん!ほんま酷すぎるで」と言った。
弟の理解を得る事に成功したのか、弟は黙って、ゆっくりと向こうの部屋に引き返していった。
俺は自分の部屋に戻って、タバコをふかし、風呂が沸くのを待っていた。
すると、部屋の外でバタンと音がし、廊下に出ると風呂のドアが閉まっているのが目に入る。。
弟が入りやがったのだ。俺の諸々を全て台無しにしてまで、無理やり押し退け入りやがった。
俺はキレて「ふざけんな!!」と叫ぶ。
弟は「もう〜、ええやん」と、自分の都合を押し通しながら、呆れを主張し、そのまま風呂に入って行った。
これで、俺は今日は入れない。
それどころか、この綺麗な区切りを全て台無しにされてしまったと言う訳だ。
「あああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!ぶち殺すぞボケエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!」と叫んで、俺はドアを蹴りまくる。
俺の叫びを聞いて、母親が「どうしたん?」とやってくる。
俺は事情を説明する。
しばらくすると、弟が風呂から上がってくる。
俺が「歯折らせろボケ!!!!!てめえの顔面グチャグチャにして全部引っこ抜いたるわ!!!!!」と言うと、弟は母親に「ほんまに殺されるわ、助けて〜(笑)」みたいなふざけた態度で馬鹿にする。
俺は「こんなん○○(弟の名前)のワガママやんけ!!俺にとって今日入るってのがどれだけ意味深いか知りながらこいつは自分のやりたい事通したんや!!!!」とキレる。
すると、弟が「もうええやん(笑)、お兄ちゃんはこだわりすぎなんや」云々。
それを聞き、「そりゃお前は『良い』やろうな!自分のやりたい事やりたいように達成させてんからな!!俺がどれだけ切実に今日入る事望んどったか知りながら、それでも押し退け無理やり自分のやりたい事押し通してんからな!!!!『ええやん』なんて気持ちになってんのはお前だけやんけ!!!!」みたいな感じでキレる。
すると「あははは。〜〜〜〜(何とかかんとか)」と、俺を馬鹿にするような態度で言い訳をする。
自分の都合で、清々しいまでにビシっと通った俺の区切りを全て台無しにしておきながら、こちらを馬鹿にし、自分自身のワガママを非難される事さえも阻もうと言うのだ。
しばらくしてから、弟はバイトに行く為家を出た。
弟が出た後も、俺は悔しくて「糞がああああああああああああああああああ!!!!!!」と叫びまくってた。
[5]続きを読む
01月08日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る