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リュカの日記
by リュカ
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そんなやり取りがあった後、同級生はキッチンの方に戻っていった。
声をかけた時は自然体でいれたのだが、その同級生が去った後、自然とガクガク震えが出てきた。変に緊張してしまう。
食事も喉を通らなかった。
対人恐怖症だ。
咄嗟の時は大丈夫だが、しばらくすると来るらしい。
出来るだけ、そいつの事を見ないように、不自然にならないようにしながら食事を終えた。
昔は自然に絡んでいた奴なだけに、対人恐怖症になった事を悟られると余計に痛い。
最初は、向こうの方が緊張しているような感じだったのにな。
それでも、せっかく来たのだからと、セルフサービスのドリンクを飲み、さらにデザートを追加注文し、「クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識」の続きを読みながら、1時間ほど居座った。
それから家に帰ってきた。
今日はかなり金を使ったな。
小説8冊で8000円ちょっと。
寿司が1800円。
レストランで2300円くらい。
大体、今日1日だけで1万5千円くらい使った事になる。
3年ほど前の日記、
俺がまだあの子と知り合う以前の日記で、俺はこのレストランに食べに行った事を書き記していた。
その時「中学の同級生らしき店員が居た。名札は見れなかったので、それが自分の同級生だという確証は無いけれど。もしもそれが俺の同級生だとして。俺は何の目的も持たず、無意味な人生を過ごしているというのに、そいつはとても楽しそうにバイトをしている。同じ環境で育った同級生であるはずなのに、そいつはとても活き活きしている。何だか無性に羨ましい」みたいな事を書いたと思う。
その時書いた「同級生らしき店員」が、俺が今日声をかけたその同級生だ。
「5年前からバイトしている」との事だったので、俺が3年前に見たのもそいつで間違いないだろう。3年前に「この店員は同級生じゃないか?」と感じたのは、やっぱり間違ってはいなかったのだ。
因みに、俺は本来なら大学を卒業し、社会人2年目の年齢だ。
そいつは今もレストランでバイトをしている。
という事は、そいつは就職せずにフリーターをやっているのか。
それとも、俺のように大学を留年しているか、大学院の2回生という事だろうか。
同級生が未だに定職を持っていない、というのは、ある意味安心できるよな。

08月13日(日)
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