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リュカの日記
by リュカ
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俺が今まで嫌な事を連想させられていたような言葉や行動を、俺が好きになれる子自身が何気ない態度で表したりすれば、俺はそれを連想しなくていいんだと、とても安心した気分になる事ができる。
でも、話を聞いてくれたその子本人が同じ目に合っているなら・・・
その子の言動からそれが連想されてしまい、「そういう事をされたからその子の価値観にそんな言葉や感情が生まれてしまったんだ」と思ってしまい、とても痛々しく感じてしまう。
その子の言葉や気持ちを素直に喜ぶことができなくなる。
ずっと息苦しさが付きまとい、その子自身が欝の原因になってしまう。
だから、今までのような少年への感情が戻ろうが戻るまいが、どちらにしろその子に対してそういった恋愛的な感情を持つわけにいかない。何より、そう思う事を自分自身で認める事ができない。
もし、その子と知り合ったのが数年前なら、俺もその子の気持ちを受け入れて素直に喜んだりできていたかもしれない。
でも、今までに色々な場所で色々な事実を聞き、色々な子と話しをし、色々な事を考えて「それを喜んで受け入れてはならない」「絶対に納得する事ができない」という価値観を持つに至ってしまった。
自分で納得できて、素直にその子の言葉を喜ぶ事ができ、そして今まで耐えられないと感じていたものを意識しなくて済むようになれば、本当に人生の全部とまでは言わなくても、納得して色々な物事を受け入れる事ができたかもしれない。
今までの価値観、感情を持った状態でその子がそんな目に合っていなければ・・
今までのような感情が戻り、その子と恋愛的な意味で関わっていくとするなら、その子が受けた仕打ちに耐えられない気持ちでいっぱいになるだろう・・
今まで、自分が好きになれるような子に対して拒否的な感情を持つというのは想像もできないような事だった。
そんな子に対して怒りや憎しみが沸いてくるような事は絶対にないし、関わることを煩わしいと感じることもない。
関われる事が何より嬉しいことで、自分がそういう子と付き合っている妄想をしても、よく聞く恋愛話のような喧嘩別れや浮気など絶対にありえないと思っていた。
あくまで妄想で、現実にそんな子とそういう風になれるとさえ思っていなかった訳だが。
でも、そんな子がそういう目に合っているというのが他のどんな事よりも苦痛に感じている事だったので、その子がそんな目に合っていたという事実が、俺にとって唯一そういう子をそういう意味で受け入れられなくなる要因だったんだと思う。
一番あってほしくないし、考えられないような事実の存在のせいで、信じられないくらい嬉しい存在であったその子の事を思えなくなってしまった。
以前、年下の子に慕われてるのに「うざったい」とか言って煩わしがってる奴の話を聞いたりして「俺だったら凄い嬉しいことなのに」「絶対そういう風に拒否したりしないのに」と思っていた。
そういう子がそんな目に合ってるなんて、考えもつかなかったから、自分がそういう風に慕われたりしたなら、ただ嬉しい感情で満たされるんだと思っていた。
実際俺の事慕ってくれる子が現れたのに、悔しくてしょうがなかった。
その子自身の存在は、これ以上望めないくらい完璧で、俺なんかじゃこんな子と絶対釣り合わないと思えるくらい嬉しい存在だったのに・・
その出来事は、その子の人間性とは全く関わりのないものなのに、今までの価値観が壊れるには十分すぎるほどの事実だった。
その事実のせいで、そんなに嬉しい子の事をそういう風に思えなくなり、悔しくて納得できない感情で締め付けられそうになった。
その子自身にはなんの問題もないのに・・
結局、自分で一番納得のいかない形で少年への感情が薄れてしまった。
持って行き場のない感情に、どうしていいのか分からなくなる。

11月08日(土)
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