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リュカの日記
by リュカ
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欝のない状態が数年前までの事だったので、欝や欝になりそうなプレッシャーが消えた状態になると、その時の心境が蘇ってくるのだと思う。
時間が、ではないが、心境や気分が中学くらいの欝に悩まされるようになる前の時点で止まった感じなのだろうか。
もちろん、それは欝になっていない状態の時の事だが。
さらに映画を見ていて、「昔はこういう、映画に出てくるような心の底から良い人というものに憧れたものだな」と思った。
言葉にすると矛盾してしまうのだが、俺は人間好きだった時期でも、他人を思いやる心というのを殆ど持った事がなかった。
俺の周りの奴らは、兄弟や友達のことを思いやったり心配してやったりする奴が多かった。
他の人間と違ってしまうのが嫌だったので、ひたすらに映画や小説などで表現されているような「道徳」というものを演じ続けていた。
同級生が失恋した時には励ましてやり、誰かに裏切られた奴に対しては同情してやるふりをした。彼女をはらませた奴には、心配しているふりをして金を貸してやったりもした。
もっとも、心の中では「お前らがどうなろうと、興味ない」といった感じだったのだが。
そのせいか、俺は周りの奴らからは「良い奴だ」とよく言われていた。
随分と都合の良い言葉だな、と思っていた。
「なんでこんなにも良い奴ぶらなければならないのだろう」と思っていたのに、何故か映画や小説に出てくるような「心の底から良い人」に強く憧れていて、「こういう人間になりたい」と思っていた。
「マジェスティック」に出てきた人たちは、みんなそういった感じの「良い人」だったので、そういう人間に憧れていたのを思い出して、とても強く惹きつけられた。
俺もショタになって初めて、少年に対してだけは強い感情を持てるようになったのだが、それは少年のことを思って、というよりは、自分が納得できないからそう思うとか、そういったエゴっぽい部分が殆どなので、昔憧れていた人間像とはほど遠いんだろうな。
俺自身が、少年以外にはあまりそういった感情が沸いてくることがないので、未だに他人の思いやりに対して懐疑的な部分が多いと思う。
まあ、他人の頭の中なんて分からないんだから、昔の俺みたいに世間の人間に対して良い人面してる奴も多いだろうし、心底思いやりを持っている人間も多いんだろうな。
人それぞれだと言ってしまえばそれまでだ。
と、「マジェスティック」を見ながら色々と考えさせられたので、一気にここまで書き上げてしまった。
今日は、欝が完全に消え去って心に余裕が出来てくれたので、欝や少年、自分の性癖以外の事で色々と考えて、自分について振り返ってみることができた。
まあ、また欝になった時に「他の事で色々考えて、振り返ることができた」という事を思い返してみると「くだらない」とか「どうでもいい」とか「アホらしい」と思ってしまうのだろうけど・・・
今日はとても気分がいい。
元々夏は暑くて大嫌いなのだが、モワッと生暖かい真夏の夜の街中、クーラーの効いている部屋、どれをとっても「夏の匂い」が感じられて新鮮な気分だ。
10代中ごろまでは、この時期には夜中まで外で遊びまわっていたものである。
もっとも、それが楽しかったかどうか、というと話は別だが。
とても懐かしい気分だ。
07月11日(金)
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