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抱茎亭日乗
by エムサク
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■経理,デート,テレビ朝日ドラマスペシャル『愛と死を見つめて』
経理作業、4ヶ月分終了。まだ3分の1か。ふう。
しかしデート。美味しくて面白くてたまらない。
二人は仲が良いから、体に変調が訪れるのもいつも一緒だね、なんて話。
「難病純愛物語」と聞いただけで、はい、わかりました、もう結構。
なのだが、何故かドラマ『愛と死を見つめて』を見てしまい、涙する。バカ。
これは実話というのと、やはり闘病中の大学ゼミの先輩Nさんの事があるから、いろいろ考えつつ見た。
先日、ある作家の方とお話をする機会があった。
その方は「闘病記は恥ずかしい。絶対書かない」と言った。
私はもしも自分が難病とか、珍しい病気になったら絶対闘病記を書く。
子供の頃に山口百恵主演の「赤いシリーズ」など見て、難病や、捨て子だったとか、好きになった人が異母兄弟だったとか、そういう状況に激しく憧れていたのを思い出した。
こんなことを言ったら、病気に苦しんでいる人は不快かもしれないが、私は病気もエンタテインメントだと思う。
人生の彩り。健康が一番ではあるが、どうせなるならドラマチックな病気がいい。
「読者は敵。誰が語るか」と私がお話した作家は言った。私は読みたい。
巷に溢れる闘病記とは全然違うものを書いてくれたらいいと思う。
延命治療についても、自身の経験を話してくれた。
私も、父親があちこちのガンを手術していた時「そんなに無理しなくてもいいのでは」と思った。
「高齢者のガンは寿命」という考え方もある、と母には言ったが母はあらゆる手を尽くしたかったのだろう。
しかし、Nさんのことを考えると「頑張らないでいい」とは言えない。
今Nさんが延命治療をしているのか否か、私は知らない。
ただ、最後まで一生懸命諦めないで生き抜きたいと思っているのではないかと想像する。
たとえ辛く苦しくても、5歳になる娘に、最後の瞬間まで頑張る自分の生き様を見ておいて欲しいと考えるのでは、と思う。
それは私のNさん像であって、私は自分が辛く苦しい状況なら、もう、すぐ死にたいと思うだろう。
延命治療など一切不要。
今は22日のザ・ローリング・ストーンズと4月4日の藤原竜也のステージは見ておきたいと思うが、基本的にいつ死んでも我が人生に悔いはない。
03月19日(日)
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